省エネ対応の「蒸気駆動エアコンプレッサ」の開発

生産設備の熱源として多く利用されている蒸気と、制御・動力・搬送・洗浄用に使われている圧縮空気を、相互にうまく組み合わせることで使用電力を削減し、ランニングコストとCO₂排出量を減らすことができる「蒸気駆動エアコンプレッサSD-C型」を開発した。
これは神戸製鋼所と共同開発したもので、一般的な電気駆動式のものに比べ98％以上の電力の削減につながり、年間ランニングコストで約85％の削減、またCO₂排出量では約90％の削減を可能にした高性能のエアコンプレッサとなっている。
SD-C型は業界でも高い評価を得て、「日本機械工業連合会会長賞」をはじめ各賞を受賞し、また昨年10月には国の緊急経済対策として実施された「次世代型熱利用設備導入緊急対策事業」の対象設備に指定されるなど、エネルギー環境部門で広く注目を集めている。