ドキュメンタリー映画「X年後」の制作と一般公開の実施

平成16年から、1つのテーマを継続取材したテレビドキュメンタリー番組を6本制作してきた。そのテーマとは、昭和29年、アメリカの水爆実験により被ばくした「第五福竜丸事件」の背後には、実に数百隻に及ぶマグロ漁船の被ばくが隠されていたとの「知られざる事実」の発掘である。
昨年7月にこれら一連の番組の集大成として、地方テレビ局としては、異例のドキュメンタリー映画を制作した。
映画制作に踏み切ったのは、この知られざる事実を一人でも多くの人に知ってもらうことが、メディアとしての使命であり、また社会貢献であると考えたこと。さらには、この事実が、東日本大震災以降、大きな転機を迎えている日本にとって、大変重要な歴史的事実だと考えたからである。
昨年9月には、全国に先駆け松山と東京で同時公開を行い、約3,000人に及ぶ観客を動員するなど、全国のメディア等からも高い注目を集め続けている。