所報4月号
21/24

19景況調査商 工会議所LOBO調 査早期景気観測システム業況DIは、東北関東大震災の影響で大幅に悪化 3月の全産業合計の業況DIは、調査時点が、3月11日に発生した東北関東大震災の直後だったことから、▲45.9(前月比▲5.8ポイント)と、3年2カ月ぶりの大幅な悪化となった。 先行きについては、先行き見通しDIは▲50.7と、今月から4.8ポイント悪化し、2010年2月以来のマイナス50台が見込まれる厳しい状況。震災による部品の供給不足や停電に伴う生産活動の停滞に加え、原材料価格のさらなる上昇、消費・売上の低迷などを訴える声が多い。○全産業の業況DIは、マイナス幅が3カ月ぶりに縮小した。産業別にみると、卸売はマイナス幅が拡大したが、他の4業種は縮小した。○一般土木建築工事業からは、「公共工事が減少する中、地方に進出する大手建設業者との競争が激しく、受注を確保できない地元の中小建設業者の経営は限界に達している」とのコメント。建設・建築用金属製品製造業からは、「震災の影響で原材料を確保できず、受注分を納品できない」とのコメント。総合スーパーからは、「震災発生以後、一部の商品は買いだめにより売上が増加」とのコメント。食堂、レストランからは、「歓送迎会のシーズンだが、震災の影響で自粛が相次ぎ深刻な打撃を受けている」とのコメントが寄せられた。○業況の先行き見通しDIは、全産業では今月と比べマイナス幅が縮小する見込み。産業別にみると、建設は横ばい、他の4業種はマイナス幅が縮小する見込み。※DI=(増加・好転などの会頭割合)-(減少・悪化なとらの会頭割合) 業況・採算:(好転)-(悪化) 売上:(増加)-(減少)建 設製 造卸 売小 売サービス前年同月比全 国四 国全 国四 国先行き見通し▲59.5▲35.7▲37.1▲46.0▲51.5▲57.1▲28.6▲30.0▲44.4▲43.3▲60.3▲49.7▲37.4▲49.0▲52.6▲57.1▲25.0▲20.0▲40.7▲30.0■平成23年2月調査結果全 国 の 概 況ブロック別概況・四国

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です