所報1月号
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27景況調査商 工会議所LOBO調 査早期景気観測システム 10月の全産業合計の業況DIは、▲34.3(前月比+5.3ポイント)と、今年7月以来の前月比+5ポイント以上の改善。復興需要が牽引役となり、震災からの回復基調が続いている。 先行きについては、先行き見通しDIが▲30.8と、今月から+3.5ポイント改善する見通し。第三次補正予算の執行に伴う復興需要の本格化や、冬物商品の売上増への期待が出ている。しかし、超円高を背景とした、取引先による生産・販売拠点の海外移転や部材の海外調達の加速に加え、タイの洪水被害拡大に伴う生産への影響など、製造業を中心に先行きを懸念する声も多い。○全産業の業況DIは、マイナス幅が2カ月ぶりに縮小。産業別にみると、サービスは横ばいとなったものの、他の4業種は縮小した。○板金・金物工事業からは、「業界全体ではないが一部には景気の上昇がみられる」とのコメント。織物製造業は、「若年を雇用したいが、時間をかけて育成するには負担とリスクが大きく踏み切れない」との声、建設・建築用金属製品製造業からは、「円高や韓国のウォン安で不安定な状態が続いている」とのコメント。飲食店からは、「食材に対する原発事故の風評被害の影響が長期化することを心配している」とのコメントが寄せられた。○業況の先行き見通しDIは、全産業では今月と比べマイナス幅が縮小する見込み。産業別にみると、小売はマイナス幅が拡大するものの、他の4業種は縮小する見込み。※DI=(増加・好転などの会頭割合)-(減少・悪化なとらの会頭割合) 業況・採算:(好転)-(悪化) 売上:(増加)-(減少)建 設製 造卸 売小 売サービス前年同月比全 国四 国全 国四 国先行き見通し▲30.7▲26.2▲38.8▲37.6▲39.4▲55.0▲17.2▲50.0▲25.0▲30.8▲35.5▲26.8▲32.4▲30.1▲31.9▲50.0▲13.8▲37.5▲28.6▲23.1■平成23年10月調査結果全 国 の 概 況ブロック別概況・四国業況DIは、マイナス幅が大幅縮小。震災からの回復基調が続く
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