所報8月号
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取材日:7月13日せた商品を提供する必要があります。そのためには、お客様とのコミュニケーションを重視すると同時に、東日本大震災でも見直された、何でも揃うホームセンターの機能を強化していくことが大切です。 九州への展開を本格化させながら、商圏ニーズにきめ細かく密着した店舗づくりを進めていきます。一方、昨年、本社1階にオープンした「ゆめ・みらい 住まいの創造かん」をはじめとした防災・耐震関連事業についても積極的に取り組みます。また、一昨年からスタートした「産直市」にも工夫を加えています。7月7日には、700gのA5ランク黒毛和牛ステーキ肉を1万円で販売したところ、1時間半で完売するなど、好評を博しました。テーマパークのように、毎日来ても飽きない仕掛けづくりが、店舗の魅力や本業との相乗効果を高めます。その一環として、朝生田の店舗では、カリフォルニアワインを取り扱う専門店を開設する予定です。日本では馴染みのない9Lの大型ボトルも品揃えします。これは、結婚式などで、参加者がワインを飲んだ後、ボトル―今後の事業展開について教えてください。毎日来ても楽しい店舗づくりとワインショップ―企業の社会貢献については・・・スポーツと防災、地域に必要とされる企業へ 弊社は、社会貢献にも積極的に取り組んでいます。一つは、スポーツへの取り組みです。ボートでは、武田大作選手が5大会連続のオリンピック出場を決めました。また、弓道王国愛媛を支えるため、社会人選手を育成しています。マイナーと呼ばれる種目をバックアップする姿勢は、地域の皆様にもご理解をいただいていると感じています。 一方、防災に寄与するため、南海地震などの大規模災害に備え、松山市と日用品や災害用器材の物資供給と、防災啓発の研修施設の提供に関する協力協定を締結しました。市が防災研修に関して協定を結ぶのは初めてです。 今後、ホームセンターの企業再編は一層進むと見ています。一方、地域に密着したホームセンターの必要度はさらに増すのではないでしょうか。地域に密着した店づくりを深化させ、次代に求められるホームセンター事業を展開していきたいと考えています。にサインをして新郎新婦に贈ることが可能なワインです。欧米ではポピュラー化している文化を、商品とともに発信していきたいと考えています髙橋 宰氏昭和23年8月生(63歳) 慶応義塾大学 商学部卒昭和46年 4月 野村證券(株) 入社昭和62年 6月 同 法人企画部 部長平成 6年 6月 同 取締役 営業業務本部 中国・四国・九州地区担当平成 9年 6月 野村不動産(株) 常務取締役 国際事業部長平成20年 4月 同 代表取締役副社長執行役員 法人カンパニー長平成23年 4月 同 特別顧問平成24年 4月 ダイキ(株) 代表取締役社長執行役員 就任(現任)平成24年 5月 DCMホールディングス(株) 取締役 就任(現任) 広島県の出身のため、松山の「食」や「住」に違和感はないとか。趣味はワイン。文中のワインショップも26年間嗜んできた知識によるもの。座右の銘は経営の方針でもある「継続は力なり」所在地:松山市美沢一丁目9番1号TEL:089-925-1111 FAX:089-926-0111http://www.daiki-grp.co.jp/ダイキ株式会社たかはし つかさこの人に聞く3この人に聞くこの人に聞く3
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