所報10月号
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~グローバル展開と商社機能の強化によりチャンスを掴む~「『変革』と『妙機』で 年商200億円の企業へ」 商社の仕事に携わりたい・・・そんな思いから、大学を卒業後、弊社に就職しました。入社後は一貫して本社の営業畑を歩みました。思い出深い業務は、平成10年、西条にアサヒビールの四国工場が設置された時の営業活動です。アプローチが上手くいかない中、当時の川之江支店長であった現会長と何度も通い、取引をスタートさせました。 今年の6月、社長という大役を拝命しました。厳しい経済情勢の中で、トップのフットワークが求められることから、50代の社長が大企業をはじめ地元企業でも増えています。私自身も50代社長として、アグレッシブな経営を行っていきたいと思います。 弊社は明治32年、伊予絣で使用する人造染料の販売から事業を開始しました。その後、取引先であった、住友総本店肥料製造所(現:住友化学(株))が化学肥料の製造を始めたことを受け、全国第一号の同社の肥料問屋となりました。農薬や肥料を中心に業容を拡大し、現在は、工業薬品・合成樹脂・肥料・農薬・飼料・日用雑貨を取り扱っています。今治、川之江、宇和島の県内はもとより、高知、東京、名古屋、さらには上海にも拠点を持つ、四国No.1の売上を有する専門商社として事業を展開しています。 松山本社では「住友肥料」の看板を掲げていたため、肥料や農薬を主とするイメージがあると思います。農業資材が占める割合は売上の2割程度となっており、8割は松山の製造業をはじめ、川之江の紙、今治のタオル、宇和島の水産などに関する工業薬品です。その中でも製紙関係が1/4を占めています。「『変革』と『妙機』で 年商200億円の企業へ」~グローバル展開と商社機能の強化によりチャンスを掴む~村上産業(株) 代表取締役社長 清水 完二 氏―社長さんのプロフィールを教えてください。営業で培ったフットワークを経営に活かす―企業の沿革や営業内容について教えてください。工業薬品の専門商社として四国No.1の売上を有するこの人に聞くこの人に聞く2
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