所報3月号
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石丸 清隆氏昭和48年生まれ(39歳)大阪府出身 阪南大学卒【選手歴】平成 8年~平成12年 アビスパ福岡平成13年~平成17年 京都パープルサンガ(現・京都サンガ)平成17年~平成18年 愛媛FC【指導歴】平成19年~平成21年 愛媛FCトップチームコーチ平成22年~平成24年 愛媛FCユース監督サッカーを通して、辛かったことは思いつかないというサッカー人。最も印象深いのは、天皇杯での優勝経験だとか。オフの日も海外のゲームなど、朝からサッカーの研究に取り組む。座右の銘は、愛媛で出会った言葉、坂村真民の「念ずれば花開く」。所在地:愛媛県松山市福音寺町230TEL:089-970-0700http://www.ehimefc.com(株)愛媛FC 愛媛FCが地域の元気を牽引していくには、まだパワー不足かなと感じています。愛媛は、地方都市ですが、都会的な部分もあります。しかし、愛媛FCが地域を盛り上げるチームになるには、都会と同じやり方では難しいので―サッカーと地域の関わり方について、どのように考えられますか。愛媛の元気をけん引し、100年続くサッカークラブに いしまる きよたか考えています。その成功を手助けするためには、監督として、選手たちの内面を見て行きたいと思っています。自ら考え、チャレンジしている選手を評価し、逃げたり、中途半端なプレーをする場合は受け入れない厳しさが必要です。また、一つ一つのミスを怒るようなことはせず、前向きなミスなのか、後ろ向きなミスなのかを判断し、アドバイスするように心がけています。そして、ゲームの中では、これをやってはいけないというような禁止事項はつくらず、勇気をもって、前に進むことを伝えています。はないかと感じています。愛媛にサッカーという文化が根付くには、他の都市とは違うサッカースタイルがあってもいいのではないでしょうか。ユースの監督時代に感じたことですが、地域の人に共感されるサッカーは、上手さや強さではなく、アグレッシブさ、ひたむきさだと思います。そういったサッカーを見せることで、愛媛の子どもたちが、愛媛FCに入りたいと思い、いずれトップチームでプレーするようになることが理想です。愛媛の選手を数多く輩出すれば、人のつながりを大切にする当地だからこそ、サッカーに興味がない人も愛媛FCを応援してくれるはずです。地元の選手でチームを組織することは、海外の事例はありますが、国内のクラブでは、そういった取り組みは進んでいません。一例ではありますが、愛媛FCが率先して、地域を活かした揺らぐことのない特色をつくることが、クラブを発展させるはずです。そして、サッカーのパワーで地域を元気にすることができれば、100年続くサッカーチームになると考えています。3/3にシーズンが開幕。モンテディオ山形に3-1で勝利しました。今シーズンの健闘を祈念します。この人に聞く3この人に聞くこの人に聞く3
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