所報4月号
15/28
当所では、地域産業の活性化を目的に、会員企業と大学の連携を推進しています。 愛媛大学社会連携推進機構の協力のもと、毎月、愛媛大学発のホットな情報を提供します。 ぜひ、ご一読ください!産学連携で地域経済をパワーアップ!第10回【お問い合わせ先】 愛媛大学南予水産研究センター ●南宇和郡愛南町船越1289-1 TEL:0895-82-1022 ●分室 松山市樽味3-5-7 TEL:089-946-9803 http://www.ccr.ehime-u.ac.jp/cnf/ 養殖生産額日本一を誇る愛媛県は、より付加価値の高い高度な水産技術の開発と普及が求められます。愛媛大学では地域の協力を得て、水産に関する総合的な研究施設として同センターを設置しています。生命科学・環境科学・社会科学の3つの領域を連携させ、新しい水産学を追求します。【南予水産研究センター】第10回 社会連携を支える各センターのご紹介part4 地域連携を効率的に推進するため愛媛大学社会連携推進機構に設置されている6つのセンター(産学連携推進、知的財産、地域創成研究、防災情報研究、南予水産研究、植物工場研究)を紹介しています。 今号は、南予水産研究センターと植物工場研究センターです。※両センターとも見学はWebからE-mailでお申し込みを。【お問い合わせ先】 ●愛媛大学植物工場研究センター 松山市樽味3-5-7 http://igh.agr.ehime-u.ac.jp/ ●愛媛大学植物工場実証・展示・研修センター 宇和島市津島町近家1651-34 http://igh.agr.ehime-u.ac.jp/agrpark/ 世界的な人口の急増に伴い食料の安定的確保が緊急課題となっており、また、高品質で安全な食料が求められています。問題解決の方法として、計画的に食料を生産する植物工場システムが注目されています。愛媛大学は、経済産業省と農林水産省の事業に採択され、それぞれのセンターで植物工場の研究を行っています。【植物工場研究センター】○ 知的植物工場基盤技術研究センター ※経済産業省①太陽光利用型植物工場における生育診断技術と省エネルギー環境制御法の開発②収穫量の増大と高品質果実の生産による生産性向上③安全な食料を安定的に生産できる植物生産システムの確立と普及○ 植物工場実証・展示・研修センター(南レクアグリパーク) ※農林水産省①太陽光利用型植物工場における、様々な作物や品種について実証・展示②安全な食料の安定的生産を目的とした、苗から収穫まで新しい栽培技術の紹介③トマト、キュウリ、葉菜類について、植物工場に適した品種の選定④愛媛大学で開発した基盤技術についての実証実験生命科学研究部門新養殖種や水産養殖技術の開発を行う 「水産養殖研究分野」、海洋の未利用資源を研究開発する 「海洋資源利用開発研究分野」、魚類の栄養学を研究する「魚類栄養学研究客員分野」、魚病の研究と診断を行う「魚病研究分野」にて構成環境科学研究部門養殖漁場などの環境を研究する 「漁場環境科学分野」、赤潮発生のメカニズムを究明する「赤潮研究客員分野」にて構成 社会科学研究部門漁業地域の社会や文化を分析し地域活性化を検討する 「水産社会・文化研究分野」、漁業地域の経済や経営の諸課題を検討し提言を行う「水産経済・経営研究分野」、漁業生産と流通基盤の改善・強化の方策を提案する 「生産流通基盤研究客員分野」にて構成コラム13
元のページ