所報8月号
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事業所概要事業所概要創業周年創業周年代表者:栗田 祥弘 所在地:松山市千舟町7‐7‐3TEL:089‐941‐8001変わる時代と変わらない心世のため人のための商売を伊予肥糧(株)ご縁を大切にして、時代に適合する必要最小限の欲を夢の基準にしていきます。伊予肥糧(株)からのメッセージ110明治36年創業伊予肥糧(株)代表者:程野 裕貴所在地:松山市高岡町285‐1TEL:089‐971‐3233「あげ」がつくられた意義と今も愛され続ける理由・・・(株)程野商店「誠意あるものづくり」創業以来受けつがれる伝統を守り、一人でも多くの人に「美味しい」と喜んでもらえるような製品をつくり続けます。(株)程野商店からのメッセージ130(株)程野商店明治15年創業 瀬戸内・松山の味である「松山あげ」。130年前、冷蔵庫もない時代の中で、長期保存が可能な食品が求められたことから、水分率を減らし、中までしっかりと揚げた「干油揚げ」の製造を始めた。豆腐を3㎜の薄さに切り、中までしっかりと揚げる。その製法は熟練の職人でも困難を極めたという。製品は風味がよく、保存がきくことから販売を拡大。昭和39年には、松山の特色を出すため、「松山あげ」に名称変更した。 現在も、加工面に一部機械を導入しているが、製法・味は創業から変わらない。「大切な人に食べていただくものだから、美味しいと喜んでもらいたい」と語るのは、5代目の程野裕貴氏。130年前とは違い、お客さんと疎遠になりやすい時代を危惧し、自身や従業員がお客さんに接する機会を増やし、その声を経営へ反映する。時代の要請は変わっても、お客様に愛される製品を今後もつくり続けていく。 110年間、肥料の卸売を行っている伊予肥糧。事業を始めるきっかけは、愛媛県議会議員 森盲天外氏が提唱していた公約の「肥料の販売」に初代 松太郎氏が感銘を受けたことによる。当時、全国的に肥料の販売を広める動きが出ており、地方にも普及させたいという思いから事業を開始した。松太郎氏は業務に慎重で、感謝の気持ちを忘れない人物だったとか。松太郎氏の奥さんが病気になった時は、近所の人たちが神社で水垢離をするほど、心の交流があったという。 その後、2代目八十八氏が事業を拡大し、地域にも貢献した。3代目の和久氏は事業の見直しを図った。和久氏は、愛媛大学で林業を学んだ後、、現在の松山大学で経済についても学ぶほど勉強熱心だった。 現在経営を担う4代目の祥弘氏は「少しでも人のためになるように、自分の役目を生きていく。」と語る。先代の想いを引き継いだ経営を守り、110年の礎に新しい歴史を刻んでゆく。当所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。まつやまの老舗まつやまの老舗会員トピックス19

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