所報8月号
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原田 達也氏昭和31年生まれ (57歳) 東京都出身東京大学 法学部卒【略歴】昭和55年 4月 日本放送協会入局 北海道本部営業部中央営業所平成11年 6月 視聴者総局 企画開発室(企画) 副部長平成13年 6月 事業局 副部長平成14年 6月 事業局 担当部長平成16年 6月 労務・人事室(労務) 担当部長平成18年 6月 労務・人事室 統括担当部長平成19年 6月 放送総局付(NHKエンタープライズ出向)平成22年 6月 総務局 専任局長平成25年 6月 松山放送局長趣味はサッカー観戦と「鉄道」。現在は、伊予鉄道全線制覇に挑戦しており、残すは南堀端から本町六丁目までの本町線のみ。大切にしている言葉は「好奇心」。番組制作だけではなく管理部門においても、“なぜだろう”と思うところから業務が始まるとか。松山市堀之内5TEL:089-921-1111http://www.nhk.or.jp/matsuyama/NHK松山放送局 重点的に取り組んでいるのは、やはり、南海トラフの巨大地震への対応です。松山放送局は、四国の拠点局という一面もあり、四国全体の対応策について検討しています。一つは、災害時においても放送を続けることができる体制を構築すること はらだです。東日本大震災の被害状況から、津波被害への対応が重要な項目となりました。あらためて被害予想を考えると、四国の中でも津波の被害が及ぶ可能性を有する放送局がありました。対応策として、高知放送局では高台にサブステーションを開設し、津波発生時でも放送を継続できる体制を構築しています。あわせて、海岸近くには、災害時に自動で撮影できるカメラを設置しています。また、災害が発生すると、地域の方はライフラインの状況に関する情報を必要とされます。テレビ放送だけではなく、ラジオやインターネットでもライフラインに関する情報提供ができる仕組みも整えています。一方、視聴者の方へ防災に関する情報を日ごろから提供することも重要です。夕方のニュース「いよ×イチ」の中では、シリーズで防災情報を放送しています。地域の防災意識を高めることも公共放送の重要な役割として、取り組んでいます。 このような取り組みを通して、さらに、新しい技術やシステムを活用し、様々な面から地域を守り、そして、地域を元気にする松山放送局を目指していきたいと考えています。ITインフラを活用して番組へ参加できる仕組みを提供しています。さらに、NHKでは、ハイブリッドキャストと呼ばれる、デジタル放送とブロードバンドの利点を活かした、新しい基盤システムの開発に取り組んでおり、今年中に試行サービスを始める予定にしています。これは、放送番組と関連する映像や番組情報をブロードバンドなどの通信により取得、テレビ画面に表示するものです。放送と通信が融合することで、新しいコンテンツを配信できると考えています。今後、スーパーハイビジョンとハイブリッドキャストを軸として、新しい放送時代が幕を開けるのではないでしょうか。 たつや―松山放送局における重点事業について教えてください。災害発生時に地域を守る放送局へこの人に聞く3この人に聞く3
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