所報1月号
25/32
まつやまの老舗まつやまの老舗当所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。事業所概要事業所概要創業周年創業周年代表者:白方 基進所在地:松山市久万ノ台1200TEL:089‐922‐0111「大変な時こそ諦めず、時代に合った事業を取り入れる」白方興業(株)『「個」と「つながり」を育み、喜びを創り出す』を理念に、自分たちで考え夢をもって行動し、企業を発展させていきます。白方興業(株)からのメッセージ大正12年創業白方興業(株) 創業者である白方大三郎氏が「日本中を相手にする商売がしたい」という想いから、現在の場所で伊予絣の製造を開始した。昭和20年の松山空襲の時は、工場が全焼。大三郎氏の「伊予の特産をなくしてはならない」という信念で、昭和21年に工場を再建し、タオル織物生産も開始した。その後、伊予絣の関心が薄れていく中で、大三郎氏の孫達郎氏は、「伊予絣を消してはいけない」との想いから、昭和48年に「民芸伊予かすり会館」を開設。昭和51年には、松山サラヤを設立し、飲食業界にも参入した。平成11年、基進氏が4代目に就任。ロープウェイ街に土産物店をオープンし地元特産品販売を行うほか、サービス付高齢者向け専用住宅を開設するなど新事業に取組んでいる。 「伊予絣を守りながら、新しいことにチャレンジしていきたい」と語る基進氏。『何事にも誠実に』という先代の教えと先進的なアイディアで、100年企業へ挑戦する。代表者:柴田 伊勢子所在地:松山市平井町1382TEL:089‐975‐0696長く続けることで地域に関わることが商いの原点シバタ商店座右の銘は「米寿迎え まだまだやれる 前向きで」です。これからも地域への感謝を忘れず元気に商売を続けていきます。シバタ商店からのメッセージ90シバタ商店 平井町において洋品雑貨・履物・婦人服を取り扱うシバタ商店。同店は、松山が焼け野原の時代に建築材料・左官材料・金物や呉服・寝具や茶碗など様々な商品を取り揃える百貨店として営んでいた。昭和21年、現代表の柴田伊勢子氏が同店に嫁いだ後、平井商店街の各店舗が専門店化を進め、同店も下着や衣類を取り扱う衣料品店へ業態を変えた。農家の出身で、商売が嫌いだったという伊勢子氏。いつの間にか、お客様と関わる商売の楽しさを感じるようになった。その後、大型店の出店により、お客様は減少、ご主人も亡くなったが、88歳を迎える今も元気に商売を続けている。 「64年間で一番良かったことは元気で続けてこられたこと」と語る伊勢子氏。地域の人の支え無しでは今日まで続けて来られなかったという。健康・元気が商売を続けるための秘訣とし、お客さんとの交流、地域との交わりを大切に商いを続けていく。大正11年創業90会員トピックス23
元のページ