所報1月号
27/32
とくに好調好調まあまあ不振きわめて不振建設製造卸売小売サービス四国全国四国全国前年同月比先行き見通し早期景気観測システム早期景気観測システム商工会議所LOBO調査※Dl=(増加・好転などの回答割合)-(減少・悪化などの回答割合) 業況・採算:(好転)-(悪化) 売上:(増加)-(減少)業況DIは、横ばい。回復基調も、仕入価格の転嫁遅れから景況感にばらつき4.3▲38.5▲30.0▲6.7▲12.014.6▲11.1▲16.2▲26.8▲18.834.8▲26.9▲30.0▲30.0▲16.03.3▲8.4▲13.3▲17.0▲19.3全国の概況ブロック別概況・四国 11月の全産業合計の業況DIは、▲12.8と、前月から▲0.9ポイントのほぼ横ばいで推移。中小企業の景況感は、建設業や自動車関連などの製造業によるけん引に加え、観光関連でも、好調な台湾や東南アジアのほか、中国からの観光客も回復の兆しがみられることから、総じて回復基調が続く。他方で、地域の小売・サービス業で、人件費や電力料金に係るコスト増に加え、長引く仕入価格の上昇・高止まりが足かせとなり業況改善が遅れるなど、景況感にばらつきがあり、一部では回復の動きに鈍さがみられる。 先行きについては、先行き見通しDIが▲11.6(今月比+1.2ポイント)と、改善する見込み。消費税引き上げ前の駆け込み需要や冬の賞与増などを背景とする年末商戦の本格化に加え、建設業や自動車をはじめとする製造業によるけん引が続く見通し。一方、仕入価格などのコスト増が続く中、上昇分の転嫁が難しい中小企業からは、先行きに対して慎重な見方も伺える。○全産業の業況DIは、前月と比べマイナス幅が拡大。産業別にみると、建設業で改善、サービス業で横ばい、その他の3業種で悪化した。○土木工事業からは、「公共工事を中心に、年度末まで受注を確保できたものの、生コンなどの資材価格上昇分を施工単価に反映しきれていない」とのコメント。化学機械製造業からは、「受注はあるものの、取引先からのコストダウン要請が根強いほか、新規設備投資の引き合いも低調」との声、食品スーパーからは、「豚肉や鶏肉のほか、エビ ■平成25年11月調査結果 やサーモンなどの価格上昇を受けて消費者が敬遠したことから、売上が伸び悩んだ」とのコメント。旅館業からは、「市民ホールの改修などの公共工事が増加し、作業員の宿泊利用が伸びている」とのコメントが寄せられた。○業況の先行き見通しDIは、全産業では今月と比べマイナス幅が拡大する見込み。産業別にみると、建設業、製造業で悪化、卸売業で横ばい、その他の2業種で改善する見込み。コラム25
元のページ