所報8月号
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――プロフィールを教えてください。 当社は昭和2年に御宝町で創業しました。その後、一貫して紙類のリサイクルに取り組んできました。昭和50年には株式会社金城商店として法人化、平成13年から現在の社名に変更しています。私自身は、学校を卒業した後、当社へ従事し、営業などの責任者を経て、40歳の節目に社長へ就任しました。私から見て創業者は祖父にあたり、三代目になります。比較的、若い年齢で事業を引き継ぎましたが、8年経った今でも経営者としては小学生ぐらいだと思っています。「 紙という文化を    次代へ継承する 」(株)カネシロ   代表取締役 小池 正照 氏 ~ 人材育成・確保と社会貢献に取り組む経営 ~三代目として経営を担う人このに聞く――事業の概要については 当社は古紙を引き取り回収し、選別、梱包を行った後、カミ商事や大王製紙をはじめとした製紙会社に販売しています。業態は、仕入と販売があるため、卸売業だと考えています。リサイクルという言葉は最近になって使われているものですが、古紙再生の起源は、和紙の時代に遡ります。昔は、使い終わった和紙を溶かして再利用していました。戦前になって、製紙が機械化されたことから、古紙を集めて製紙会社に販売するという事業が確立しました。現在の取引は、製紙会社からの様々なオーダーに合わせて、製紙原料とし業態は需給調整を行う卸売業ての古紙を納めるという形態となっています。昭和の時代は、回収したものをすべて納めていましたが、古紙は自然発生するため、年末年始など多く発生する時期もあれば、そうでない時期もあります。結果、価格の乱高下につながっていました。また、多くの本を読んでもらい、古紙をたくさん作るということもできません。こういったことから、製紙会社の需要に応じ、都度納入するという、需給調整機能を我々が担っています。そのため、常に一定量の古紙を確保した上で、余剰分は中国へ輸出するなどの対応を行い、供給と価格の安定に努めています。2この人に聞く

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