所報10月号
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委員長 亀井 文雄( 亀井鐵鋼(株) 代表取締役 )産業振興委員会多くの不安を抱え地方経済は疲弊まちに誇りをもって活性化へ努力する「笑顔の絶えない特別なまちへ…」第9回 最近のニュースでは、親が子供を、また、子供が親を殺害する事件が多く、さらには、虐待や通り魔的殺人と外に出歩けない程危険な国になってしまいました。一方、気象状況の変化から自然災害や地震の多発と不安を抱えて生活をしなければならない状態です。 我が国経済は円安傾向に推移しており、輸出産業は契約が増加していますが、輸入産業はコストアップになり、国内経済も利益が出ない状態になっています。地元中小企業も親会社に引っ張られ海外進出する会社が多くなっています。人件費のコストダウンにはなっていますが、日本への輸出は逆に円安が足を引っ張り、また、海外の政治情勢を心配しながら経営している状況です。昔の高度成長期と変わらず、世界と戦うためには「大きなことは良いことだ」「強ければ何でも良い」「安ければ何でも良い」という風潮が強く、グローバル化により、売上至上主義になっているのではと感じます。少子高齢化・経済の衰退(海外進出による空洞化)・外交問題・安全神話の崩壊等、様々な問題を抱えている日本であり、地方の経済の疲弊が大きく進んでいると思います。 松山では、高い技術力で良い製品を作り、特色のある農産品を作り、継続できるイベントを企画して、多くの人に来てもらえるまちづくりが必要ではないでしょうか?それには長期的な都市計画を立案し、街中にスポーツやイベントが出来るゾーンを作り、商店街と並列し多くの人が集まれるものが必要になります。観光ゾーンは、道後温泉を中心とした歴史を肌で感じながら外を歩いて時間を掛けて楽しむことができるものが必要です。商業ゾーンは、この二つのゾーンに関連して物販・飲食を楽しめるものが必要になります。また、教育ゾーンは、郊外のゆとりある敷地に学生のための施設を充実させた環境の整備が求められます。生活ゾーンは、自然あふれる環境と通勤・通学・買い物に便利なエリアを作る事が必要になります。また老人に優しい生活環境を街中につくり、病院との連携を構築することも大切です。交通体系は県外からのアクセスが便利であり、空・海・陸と各所から速く・楽に人を迎え入れる体制を作れば良いと考えます。 人が集まる要素は、そこに綺麗な自然がある事・体験して楽しいものがある事・見て楽しいものがある事・買い物や飲食が楽しめる事・楽にそこに行ける事・泊まって楽しめる事ではないでしょうか。この全てが整備出来れば、世界の中で松山にしかない特別なまちが出来上がる事でしょう。そのためには、全ての人がわがまちに誇りを持ち、個人の利益を求めるのでなく、まちの活性化に努力する事が必要です。 人間の幸せって何でしょうか?お金ですか?物ですか?いいえ豊かでゆとりある心でしょう。お互いが優しさを持ち、相手を尊重し、内外ともに「おもてなし」が出来て笑顔が絶えない日常生活が出来る事だと思います。そして相手の立場を考えて自分の考えや主張をはっきりと伝える事です。そして皆さん「地域の為に貢献できていますか?」これが今我々には一番大事で必要な事だと思います。の会会社社変化を 捉 え るコラム6
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