所報1月号
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古代から現代への タイムカプセルを 開けてみる古代からの手紙第1回「小野地区 葉佐池古墳と石鎚山」 今年の表紙絵は、松山にある古墳などの遺跡を巡ります。第1回は、小野地区にある葉佐池古墳です。松山市には古墳時代の遺跡が数多くあります。古墳は、当時の政治・経済、地方色を表すもので、重要な遺構であり、文化的な財産です。松山にある古墳はまさしく、タイムカプセルとして、古代を現代へと伝えています。 その中でも、葉佐池古墳は、重要な古墳となっています。小野地区にあり、1992年に発見されたものですが、南北が41整備され、年末年始を除く土・日・祝日は、ガイダンス棟や「1号石室」が見学できます。駐車場には、小野地区にある古墳を示すモニュメントが設置されており、当地が古代から人の行き来があったことを伝えています。 美しい自然と温暖な気候に恵まれた松山市は、古くからの文化が残る地域ですが、遺跡は何千年という時間を超え、古代を現代に伝える場所になっています。葉佐池古墳からは、松山平野を一望でき、古代の松山人もこの景色を眺め、大切な人を埋葬したのではないでしょうか。周辺の古墳を示すモニュメントメートル、東西が23メートルの長円形の古墳となっています。特に、6世紀から7世紀と考えられる「1号石室」と「2号石室」は未盗掘だったことから、保存状態が極めて良好となっているようです。最後の埋葬を終えた時の様子だけではなく、初めて埋葬が行われた時から、最後の埋葬までの間に行われた、数回のお供えや儀式もわかるようになっています。そのため、古墳時代の葬送儀礼を知ることができる貴重なものであることから、平成23年2月には国の史跡に認定されました。 現在は墳丘の整備が進み、「1号石室」の覆い屋と墳丘が完成し、今後、緑に覆われた古墳になると思われます。また、駐車場もコラム28
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