所報2月号
23/28

とくに好調建 設製 造卸 売小 売サービス四 国全 国四 国全 国前年同月比先行き見通しきわめて不振不振好調まあまあ早期景気観測システム早期景気観測システム商工会議所LOBO調査※Dl=(増加・好転などの回答割合)-(減少・悪化などの回答割合)  業況・採算:(好転)-(悪化) 売上:(増加)-(減少)業況DIは、回復に力強さ欠き足踏み続く。先行きもコスト増から慎重な見方5.0▲25.0▲45.5▲39.3▲33.3▲9.4▲23.6▲40.5▲48.7▲26.0▲4.8▲35.7▲54.5▲50.0▲29.6▲15.7▲24.5▲43.9▲44.0▲23.6全国の概況ブロック別概況・四国■平成26年12月調査結果 12月の全産業合計の業況DIは、▲29.7と、前月から▲3.7ポイントの悪化。円安進行を受けて仕入先からの値上げ要請が相次ぐなど、コストの増大が収益を圧迫する状況が続く。また、個人消費は、一部で外国人観光客の増加に伴う売上増がみられるものの、家計負担が増す中、消費者の生活防衛意識が高まるなど、回復に力強さを欠く。中小企業においては、足元の原油安が好材料となる一方、受注・売上の伸び悩みや収益改善の遅れ、先行きの不透明感などから、秋以降、足踏みの状況が続いている。 先行きについては、先行き見通しDIが▲29.6(今月比+0.1ポイント)と、ほぼ横ばいを見込む。中小企業においては、堅調な雇用環境の中、株価上昇や政府の経済対策などを期待する声が聞かれる。他方、一部で原油安に伴う負担の緩和がみられるものの、円安進行による一段のコスト増や家計負担の増大を背景とする消費者のマインド低下などへの懸念が払拭できず、先行きの不透明感から、慎重な見方が続いている。 ○全産業の業況DIは、前月と比べ悪化。産業別にみると、建設業で改善、その他の4業種で悪化した。○家具製造業からは、「展示会への出展が奏功し、受注が増加したものの、仕入価格の上昇に伴い、海外産の原木を使った商品の利幅が小さい」とのコメント。服 飾品卸売業からは、「急激な円安進行により、輸入し ている衣料品などの価格が大幅に上昇し、収益が圧迫されている」との声、百貨店からは、「来店客数の減少に加え、1人あたりの購入点数も少なくなっており、業況は厳しい」とのコメント。飲食店からは、「個人客が低調だったほか、忘年会などの法人利用も期待ほど伸びなかった」とのコメントが寄せられた。○業況の先行き見通しDIは、全産業では今月と比べ改善する見込み。産業別にみると、サービス業で悪化、その他の4業種で改善する見込み。コラム21

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です