所報10月号
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とくに好調建 設製 造卸 売小 売サービス四 国全 国四 国全 国前年同月比先行き見通しきわめて不振不振好調まあまあ早期景気観測システム早期景気観測システム商工会議所LOBO調査※Dl=(増加・好転などの回答割合)-(減少・悪化などの回答割合)  業況・採算:(好転)-(悪化) 売上:(増加)-(減少)業況DIは、3カ月ぶりの改善。先行きは回復見込むも、力強さを欠く▲ 9.1▲ 3.4▲ 27.3▲ 14.3▲ 12.0▲ 19.1▲ 13.0▲ 15.5▲ 23.0▲ 6.5▲ 13.6▲ 6.9▲ 18.2▲ 11.10.0▲ 8.7▲ 9.3▲16.0▲ 25.9▲ 8.3全国の概況ブロック別概況・四国 8月の全産業合計の業況DIは、▲14.9と、前月から+5.1ポイントの改善。好調な観光関連が全体を牽引する中、プレミアム付商品券などの政策効果や猛暑の影響による受注・売上増がみられたほか、住宅・設備投資も持ち直しに向けた動きが続く。ただし、「悪化」から「不変」への変化もDIの押し上げ要因となったことに留意が必要。価格転嫁の遅れや人手不足、人件費の上昇が足かせとなる状況は変わらず、地域や業種によって回復のペースにばらつきが残るなど、一進一退の動きとなっている。 先行きについては、先行き見通しDIが▲13.5(今月比+1.4ポイント)と改善を見込むも、「悪化」から「不変」への変化が主因。プレミアム付商品券などによる消費喚起や、インバウンドをはじめとする観光関連の需要増、住宅・設備投資の回復などへの期待感が伺える。他方で、コスト増加分の転嫁遅れや人手不足の状況が続く中、食料品などの値上げに伴う消費者マインドの低下や、中国経済の減速による影響を懸念する声が聞かれるなど、先行きに確信を持てない企業も多く、回復に力強さを欠く。■平成27年8月調査結果○全産業の業況DIは、前月と比べ改善。産業別にみると、製造業で横ばい、小売業で悪化、その他の3業種で改善した。各業種から寄せられたコメントは以下のとおり。○「原材料費が上昇しているものの、価格競争が激しい中、取引先との転嫁交渉が難航している」(菓子  製造・販売業)、「新規顧客の開拓により受注が伸びており、新しく導入した乾燥炉を来月から稼働させる予定」(家具製造業)、「猛暑の影響により、エアコンなど夏物家電の売上が増加したものの、その他の商品は動きが鈍かった」(家電販売店)、「お遍路を目的に訪れる外国人観光客の宿泊利用が伸びており、売上を押し上げている」(旅館業)○業況の先行き見通しDIは、全産業では今月と比べ悪化する見込み。産業別にみると、建設業、製造業で改善、その他の3業種で悪化する見込み。20コラム

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