所報1月号
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新春座談会新春座談会新春座談会進出に対する機運を高めていただきたいと考えています。また、海外進出には、公的な支援制度もありますが、当会議所でも昨年から展示会などへの出展助成を行っています。こうした支援制度を活用し、企業のグローバル化を積極的に進めてください。関  ICTやグローバル化など高度化する企業や地域の課題解決を効果的に進めるためには、松山市にある「知」の機関を活用することが求められます。愛媛大学では、この4月に社会共創学部が新設されることもあり、大学側からの企業や地域に対するアプローチも活発化しています。当会議所では、具体的なビジネススキルや地域資源の情報を提供する講座を開講するなど連携に努めていますが、さらに、運営などにも参画し、具体的な企業や地域の発展につながる事業を進めていきたいと考えています。―行政と歩調をあわせた 地方創生の取り組みは…藤堂  人口減少社会を迎える中で、まちづくりも大きな転機を迎えます。松山市では、第二期となる「松山市中心市街地活性化基本計画」をもとに各種事業が実施されていますが、当会議所も中心市街地活性化協議会を中心に様々な事業を展開しており、今後も持続可能なまちづくりへ積極的に参画します。関  女性の活躍推進は、地方創生においても重要なテーマです。女性の豊かな感性を経営力向上につなげるとともに、ワークライフバランスを推進し、女性が働きやすい環境を構築することが求められています。当会議所では、専門家などを活用し、女性の活躍推進に取り組む企業の体制構築などをサポートしていますが、本年は、松山市の地方創生に関する総合戦略と歩調を合わせ、ワークライフバランスを積極的に推進していきます。先進企業の顕彰や企業間連携による問題点共有の場の提供などに取り組みます。髙橋  松山の15歳から29歳の若年者は、就職や進学のため、概ね転出超過となっていることに加え、首都圏を中心とした景気の回復によって、企業の労働力不足が顕著化しています。人口減少対策には、こうした社会動態へのアプローチも必要となります。現在、首都圏への転出超となっている状況を改善するため、当会議所では、愛媛大学の社会共創学部と連携し、地元の企業を知る機会を提供するほか、企業からのニーズを受け、首都圏からのUIJターンに関する人材あっせんを行うことを企画しています。今後、一層の労働力不足が見込まれる中で、人材確保には地域全体で取り組まなくてはなりません。森田  人材確保が難しくなる中、従業員が一人でも欠けると経営に及ぼす影響は大きくなります。従業員の健康管理を経営的な視点から捉え戦略的に実践する「健康経営」を推進します。さらに、交流人口の拡大をはじめ、企業や地域の発展には、交通インフラの整備が必要不可欠であることから、四国新幹線の導入へ向けた動きも加速させていきたいと考えています。このように、地方創生の実行の年と位置付ける本年は、地域が一丸となって地方創生に取り組むことで経済の好循環が実現する一年になることを強く望みます。―最後に皆さんの 今年の抱負をお願いします。森田  最近体力の衰えを感じるようになってきましたので、「健康創生」をテーマに掲げ、ウォーキング200日の必達など、健康増進に努めます。増加傾向にある医療費を抑制し、微力ながら、財政健全化に貢献したいと思います。佐伯  気力・意欲は健康から生まれます。一病息災という言葉があるように、少しくらいの病気は健康と長生きの秘訣だと捉えていますが、一病が二病にならないように気を付けたいと思います。藤堂  どこまで行けるかはわかりませんが、文化に触れあうため、日本の名所・旧跡を周る一年にすることを目標とします。関  足腰の強さが健康を維持することから、速足で歩くことを目標にします。また、昨年は油断があった年だと考えており、昨年の一字である「安」をもらい、健康を含めて油断をなくし、安全・安心をつくる年を目指します。髙橋 昨年、「まつやま応援大使」の名刺を作成して東京などで配りましたが、今年は、その名に恥じないよう、松山のことを勉強する一年とします。また、社内でウォークラリーに取り組んでいることから、一日7,000歩を目標として、健康に気を遣います。三浦工業株式会社代表取締役社長副会頭髙橋 祐二新春座談会5

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