所報2月号
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とくに好調建 設製 造卸 売小 売サービス四 国全 国四 国全 国前年同月比先行き見通しきわめて不振不振好調まあまあ早期景気観測システム早期景気観測システム商工会議所LOBO調査※Dl=(増加・好転などの回答割合)-(減少・悪化などの回答割合)  業況・採算:(好転)-(悪化) 売上:(増加)-(減少)業況DIは、横ばい圏内の動き。先行きも懸念材料払拭できず、足踏み続く▲ 9.53.4▲ 10.0▲ 33.3▲ 12.5▲ 15.4▲ 15.5▲ 17.2▲ 30.8▲ 7.7▲ 22.7▲ 6.9▲ 20.0▲ 25.9▲ 4.2▲ 13.8▲ 16.3▲23.7▲ 27.4▲ 12.2全国の概況ブロック別概況・四国 12月の全産業合計の業況DIは、▲17.2と、前月から+0.9ポイントのほぼ横ばい。堅調な観光需要や住宅投資の持ち直しのほか、北米向け輸出・新型車効果に下支えされた自動車を中心に、関連業種で業績改善が進む。他方、最低賃金の引き上げや人手不足を背景とする人件費の上昇、価格転嫁の遅れなどに加え、中国経済減速や暖冬の影響による受注・売上の減少を指摘する声も聞かれており、中小企業の景況感は、改善に向けた動きが鈍く、足踏み状況が続く。 先行きについては、先行き見通しDIが▲18.2(今月比▲1.0ポイント)と、ほぼ横ばいを見込む。観光需要の牽引や住宅投資の持ち直しに加え、冬の賞与増を含む所得環境の好転による消費拡大への期待がみられるものの、人手不足や人件費の上昇、価格転嫁の遅れが足かせとなる状況に変わりはない。また、新興国経済の動向や消費者心理の二極化などへの懸念が企業のマインドを鈍らせていることから、中小企業においては、先行きに慎重な姿勢を崩しておらず、足踏みが続く見通し。■平成27年12月調査結果○全産業の業況DIは、前月と比べ改善。産業別にみると、卸売業で悪化、その他の4業種で改善した。各業種から寄せられたコメントは以下のとおり。○「県の公共工事は減少傾向にあったが、年明け以降、補正予算による防災・減災対策工事が見込まれており、先行きに期待したい」(一般工事業)、「従業員のモチベーション向上のため、ベアを検討中。ただし、足元の売上は伸びているが、業績改善には至ってい ないため、経費削減などの取り組みも進める」(衣料品製造業)、「不要な支出を控える消費者が多く、足元の売上は伸び悩んでいるが、付加価値の高い商品の需要は堅調であるため、品揃えを見直したい」(百貨店)、「客室や食事など、グレードの高いプランの人気が高く、客単価が上昇しており、売上は好調」(旅館業)○業況の先行き見通しDIは、全産業では今月と比べ改善する見込み。産業別にみると、小売業、サービス業で悪化、その他の3業種で改善する見込み。20コラム

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