所報3月号
24/28
道後平野を一望 歴史の「たら れば」 を感じる御幸寺山 今回のコラムは、城山と呼ばれる「勝山」の北に位置する御幸寺山です。護国神社の北側になる山ですが、頂への登山道は複数あります。中でも、神社西側からのルートがポピュラーです。御幸寺の本堂横を抜けると、舗装されていない山道が続きます。約15分もあれば山頂に到達することから、手軽に登山と眺望が楽しめる山でもあり望することができます。万が一、御幸寺山に松山城が築城されていれば・今の松山の街並みも大きく変わっていたのかもしれません。ます。山頂には、修験道の本尊「蔵王権現」が祀られており、石鎚山と同じく山岳信仰の跡がうかがえます。 御幸寺山は加藤嘉明が松山に築城する際の候補地であったと伝えられています。幕府が第二候補地に許可を与えることが多かったことから、勝山は第二候補だったようです。 山頂からは、松山城を中心とした、コンパクトシティである松山のまちを一第3回「御幸寺山(164.6m)」御幸寺山頂から松山城を望むコラム22
元のページ