所報3月号
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東南アジアの実情とビジネスチャンスタイ・ミャンマー 海外視察報告 1月17日から22日までの6日間、当会議所の森田会頭を団長とし、タイ・バンコク、ミャンマー・ヤンゴンの2都市での視察を行いました。当視察は、東南アジア諸国連合経済共同体(AEC)が昨年秋に発足し、さらなる経済発展に期待や関心が高まるASEAN諸国の中で、日本企業の製造拠点であり最大の投資先であるタイと、「アジア最後のフロンティア」として今最も注目を集めているミャンマーの実情を探るとともにビジネスチャンスを見出すことを目的に実施しました。県内から会員企業23社26名(松山は17社20名)、また、愛媛県からも中村知事はじめ11名が参加しました。 ビジネスマッチングでは、オープニングセレモニーの後、三浦工業(タイ)株式会社、服部製紙株式会社による生産技術などについてのプレゼンテーションが行われました。続いて行われた商談会では、県内企業9社が現地企業延べ49社と商談を行い、30件の引き合いがありました。 最新のタイ経済の見通し、タイ向け投資の展望について説明を受け、 カシコン銀行の充実した日本企業向けのサービスについて紹介を受けました。タイがASEANにおいて物流・貿易・生産の拠点として、地理的に有利にあることなど、タイ投資のメリットを強調され、また、参加者からの、TPP加盟や少子高齢化問題等についての質問に対し、 タイ政府としてはTPPへの加盟に意欲的であること、高齢化は進んでいるが、近隣諸国のカンボジア、ラオス、ミャンマーから労働力を確保できるため、危惧していないとの説明がありました。経済協定の締結が進むASEAN諸国では、進出を考える際は国単位ではなく周辺諸国との関係性や地理的条件についての知識や戦略が不可欠であることを強調されました。 タイ愛媛県人会は、2015年5月に発足し、現在の会員数は59名。会長はBangkok Cold Storage Service, Ltd.(川崎汽船関連会社)現地社長の三好健治 氏(松山市出身)。参加者は、日本・タイ両国の懸け橋として日々活躍されている県人会の会員と交流を図りました。◇旅程表◇ビジネスマッチング商談会INタイ◇カシコン銀行でのブリーフィング◇タイ愛媛県人会との交流会月日(曜日)1/17(日)1/18(月)1/19(火)1/20(水)1/21(木)1/22(金)松山空港羽田空港バンコク成田空港羽田空港松山空港バンコクバンコクヤンゴンヤンゴンヤンゴン・松山空港→羽田空港→タイ国際空港(移動)・成田空港→羽田空港→松山空港(移動)挨拶をする森田会頭中村知事によるプレゼンテーション・ビジネスマッチング商談会INタイ・カシコン銀行でのブリーフィング(商談会参加者以外)・市内視察・愛媛県人会と交流会・エリエールインターナショナルタイランド工場視察・タイ国際空港→ヤンゴン空港(移動)・在ミャンマー日本大使館公邸での夕食会・JICAミャンマー事務所訪問・ティラワ経済特区工業団地訪問・市内商業施設ミャンマープラザ視察・愛媛県人会と懇親会・ビルマ平和記念碑での献花式、陽光桜植樹式・市内視察・ヤンゴン空港→成田空港(移動)都市名等行程1.タイ・バンコク特集6

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