所報8月号
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13コラム■特徴的なコメント○徐々に新型コロナウイルスと共存しながら経済を動かす機運になっているのを感じる。現在は、原材料価格の高騰と円安が問題であり、商品の輸入に直接影響している。今年に入り、同商品で複数の価格改定があった(飲食料品卸売業)○エネルギー価格、商品仕入価格上昇等で先行きの見通しは厳しい。コロナ禍での内食需要増で食料品の売上が好調だったが、人流回復で外食需要が回復し、売上が低下している(飲食料品小売業)○光熱費や食材等の価格上昇の影響はあるが、観光需要は戻りつつあり、宿泊客も堅調に推移している。インバウンド需要にも期待している(宿泊業)全国・四国の業況DI(産業別)全産業合計の業況DIは、▲20.3(前月比+0.1ポイント) 新型コロナウイルスの沈静化と需要喚起策により飲食・宿泊関連のサービス業で業況が改善、住宅関連の民間工事が堅調に推移した建設業でも業況が改善した。活動制限の緩和から3ヵ月が経過し、日常生活への回復が見られる一方、資源・資材価格の高騰継続や資材供給の乱れ、円安による輸入物価の上昇等により、小売業では業況が横ばいに留まり、製造業や卸売業では業況が悪化に転じた。業種を問わず、コスト増が続いていることに加え、それに見合うだけの価格転嫁は依然として行われていない。中小企業の景況感は、コスト増が重荷となり、ほぼ横ばいとなった。先行き見通しDIは、▲20.8(今月比▲0.5ポイント)需要喚起策の拡大や水際対策の緩和に伴う外国人観光客の受け入れ再開で、売上回復への期待感が高まる一方、物価高による消費マインドの低下を危惧する声がサービス業や小売業で多く聞かれた。円安の急伸や資源・資材価格の高騰によって増加したコストに対する価格転嫁の遅れや、資材供給の乱れなど中小企業の収益回復の足かせ要因は多く、先行きも、物価高の長期化懸念から、厳しい見方が続く。全産業の業況DIは悪化。製造業では、北米での不作やウクライナ問題による小麦価格高騰の影響を受けたパン・菓子製造等の食料品関係を中心に業況が悪化した。小売業では、食料品価格の高騰に伴う消費マインドの低下により、スーパーや商店街を中心に売上・採算が悪化した。また、新型コロナウイルスの沈静化に伴う外食需要の回復により、内食需要が減退しているという声も聞かれた。※Dl=(増加・好転などの回答割合)-(減少・悪化などの回答割合)  業況・採算:(好転)-(悪化) 売上:(増加)-(減少)※先行き見通し…今月水準と比較した向こう3カ月の先行き見通しとくに好調前年同月比全 国四 国▲ 20.3▲ 30.2▲ 29.3▲ 40.0▲ 19.8▲ 30.3▲ 22.08.3▲ 32.2▲ 56.3▲ 4.4▲ 4.2好調まあまあ先行き見通し(7~9月)全 国四 国▲ 20.8▲ 28.6▲ 24.6▲ 48.0▲ 19.4▲ 12.1▲ 24.5▲ 41.7▲ 31.7▲ 46.9▲ 9.20.0不振きわめて不振■商工会議所LOBO調査[令和4年6月調査結果]業況DIは、コスト増が重荷となり、ほぼ横ばい。先行きは、物価高の長期化懸念から厳しい見方全国の概況ブロック別概況・四国■前月と比べたDIの動き全産業サービス建設製造卸売小売今治 ・ 松山 ・ 宇和島 ・ 大洲 ・ 西条 ・ 四国中央 ・ 多度津早期景気観測システム早期景気観測システム

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