所報8月号
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│プロフィールを 教えてください。│活動内容について…。│今後の展開について…。 出身は香川県です。高校生の頃は短歌に興味があり、早稲田大学の文学部に進学し、万葉集の研究サークルに入りました。そのうちに、和歌よりも日本語そのものに興味が沸き、卒業論文のテーマは和歌の字余りの研究です。神戸の女子短大に就職後、平成9年に愛媛大学の教育学部へ移り、日本語学全般を担当していますが、特に俳人でもある夏目漱石の自筆原稿の研究を行っています。究によって、愛媛には、俳句や書文化の誇るべき地域文化が残されていることが明らかになってきました。愛媛・松山の地域文化のレベルの高さを伝えること、すなわち地域文化の再評価、全国的な認知度アップを目指して様々な活動を行っています。まず、本年度の前期には、地域の書文化として、本大学の教育学部で教鞭を取られていた菊川國夫先生の貴重なコレクションと書道作品の展示を行いました。愛媛大学は、書道家の三輪田米山が残した日記のほか、地域の方から寄贈された書の一級品・貴重資料をいくつも所蔵していますので、今後はコロナの状況を見ながら、地域の方々に公開していきたいと思っています。また、本年度の後期には、俳句のシンポジウムを2つ行います。まず10月9日は、旧制松山高等学校の講堂である教育学部附属中学校の章光堂で、「旧制松山高等学校で学んだ俳人たち」というテーマのシンポジウムを行います。旧制松高の卒業生である中村草田男や芝不器男などを取り上げます。次に、12月4日は、俳人としての夏目漱石を取りあげます。漱石は愛媛が生んだ俳人であることを愛媛と全国の皆さんに知ってもらおうと思っています。 地域の出版社と協力して子どもたちの句集づくりを支援する活動に取り組んでいます。このような俳句を普及する活動を続けていきます。また、地域の観光資源として俳句を活用できればと考えています。例えば、土砂崩れで崩壊し、そのままになっている愚陀仏庵を復活させ、そこに行けば、毎晩、漱石と子規が句会をやっており、観光客がそれを見学し、参加もできる、そんな観光コースを業界の方々と協力して展開できれば、全国から人を呼べる観光資源になるのではないかと考えています。 当会議所では、地域産業の活性化を目的に、会員企業と大学の連携を推進しています。愛媛大学社会連携推進機構の協力のもと、毎月、愛媛大発のホットな情報を提供します。ぜひ、ご一読ください!~俳句と書文化を通して地域文化に誇りと自信と振興を~  地域の研究者や私どもの研コラム14平成31年4月に愛媛大学に設置された俳句・書文化研究センター。今回は本年度からセンター長を務める教育学部の佐藤氏にお話を伺いました。愛媛大学 俳句・書文化研究センターセンター長役に立たないと言われている「虚学」も、実は「実学」に繋がると考える。面白い日本語を求め、日々テレビやネットから新しい日本語を採集し学び続けている。趣味は将棋、しかし完璧な観る将とのこと。企業Enterprise愛媛大学 University第当会議所Chamber of Commerce佐藤 栄作氏地域文化の再評価に向けて108回産学連携で地域経済をパワーアップ!

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