所報10月号
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 自動車の電気装置の整備を専門とする岩城電機商会。昭和26年に河原町にて岩城本太郎氏が開業した。当時は現地まで足を運び、問題のある部品を工場にて修理をした後、再度現地に届けるというのが主流だった。現在でも、現地まで足を運ぶことは多く、時には県外まで出張することもあるとか。 岩城電機商会は、昔から、大型トラックや建設機械などの修理も得意としており、現在もメーカーや企業からの請け負いが中心となっている。しかし、下請けが主流の電装店は、価格競争が厳しく、収益が上がらない時期があった。こうした下請け体質を脱却すべく、運輸局から車検整備を行える工場の認証を取得するほか、愛媛県第一号となる改造電気自動車の製作や、オリジナルシステムの開発など、幅広い事業を展開し、他社との差別化を図った。 現在、代表を務めているのは亮介氏。電気装置専門の整備士が少なくなる中、最新の知識と技術を習得しながら事業を展開してきた。今後も、コンピューター化が進む自動車に対応できるように、さらに知識と技術をアップデートしていく。 自社の強みを活かし、新たな道を開拓していく岩城電機商会。地域ならではの電装店として事業をつないでいく。 地域の電機屋さんを自負するカタオカ電機。「片岡ラジオ店」として双海町上灘で片岡健行氏が開業した。機械いじりが趣味であった健行氏は、当時需要の高かったラジオの組み立て販売を事業化。昭転した。移転当初は、新参者であったことから、商圏を4キロに絞り、地域に密着を目指した。販売・修理・買い替えをサイクルとし、商圏を絞った商売が、地域で信頼を得ている。また、昭和45年からは大手メーカーとの取引を開始。なるべく多種類の家電を仕入れることで、買い手の選択肢を広げられるように心掛けてきた。 現在の代表は正行氏。客層の多くが高齢者のため、顧客の家へ出向くことが多い。連絡があれば必ずその日のうちに現地へと足を運ぶのが正行氏のポリシーとなっている。 最近では家電の販売にとどまらず、リフォーム事和35年、現在の南吉田に移業や補聴器・靴などの健康商品の販売も展開している。顧客の悩みに常に耳を傾け、専門店とのつなぎ役としても貢献している。 正行氏は、「お客様のお困りごとは家電だけではない。だからこそ地域の人々に寄り添う電機屋さんを目指したい」と語る。 自社の顧客に合わせて、時代とともに変化するカタオカ電機は、これからも地域の人々に愛されながら、まさに、地域に根差した商売を続けていく。地域における電機装置の専門家地域のお客様の悩みに寄り添う家電店創業70周年創業70周年これからも永く愛され、社会に貢献できる会社となれるよう、頑張っていきます。電化製品はもちろん、些細なお困りごともご相談ください。解決できるようお手伝いします。会員トピックス昭和46年頃の工場1980年頃の店舗昭和26年創業メッセージ昭和26年創業メッセージ事業所概要代表者:所在地:TEL:若城 亮介松山市森松町918-9089-960-0778事業所概要代表者:所在地:TEL:片岡 正行松山市南吉田町1699-2089-971-252517(有)岩城電機商会(株)カタオカ電機

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