昭和16年に設立された愛媛県森林組合連合会。生産力向上、森林所有者の所得向上、環境保全を目的としている。日本の家屋は昔から木造建築が主流だったため、戦後の復興時には国産材の需要が急増したが、木を需要にまかせ伐採してしまうと、自然保護の機能を失ってしまうため、外材の輸入が開始された。その影響が長く続き、国産材の供給率は18%まで落ち込んだ。森林を手放す所有者もあり、荒れ地となった森林や、土地の境界線が不明なものが増加した。組合では、このような森林の整備を行っており、保全だけではなく、経済林と環境林に分け、経済活動が難しいものはより自然に近い姿となるよう針葉樹の伐採、広葉樹の植樹などを行っている。また、ベトナムへの木材輸出を始めたほか、県内に設置された木質バイオマス発電所に未利用材から作られたチップを供給し、再生可能エネルギー利用に貢献し未利用材の利用価値を高めた。 現在、国産材の供給率はが、代表理事専務を務める芝氏は、国産材の自給率を更に高め、海外への輸出を拡げ、需要が高まるようにし、一番の目的である組合員に還元したいと語る。森林の保全には、経済活動と保全活動両方のバランスが重要であり、双方の課題解決に向けて、今後も新しい事業を展開していく。 四国名鉄運輸(株)は、運送会社5社を統合し、中予運送株式会社として設立された。昭和25年、伊予鉄道(株)の資本参加によって一般路線自動車運送事業を開始。四国4県内の主要都市を結ぶ路線網を開拓した。昭和40年に名古屋鉄道(株)の資本参加後は、名鉄運輸(株)と業務提携を行い、昭和42年、現在の四国名鉄運輸(株)へと商号を変更。その後、全国各地へと路線を開拓した。 四国名鉄運輸は常に今後必要となる仕組みやサービスを考え、実践している。業界内では、いち早くコンピューターサービスを取り入れ、社内の事務処理や運送情報などを管理し、業務の効率化を図った。平成16年にはグリーン経営認証を取得し、環境負荷低減を目指して天然ガスやハイブリッドのトラックを取り入れ、最近では四国で初となるEVトラックを導入した。代表の白方氏は、今後、燃料「燃料サーチャージ」を軸価格の高騰を受ける中で、適正価格収受としてとした営業活動を行うほか、トータルロジスティクスの提案を進め、事業拡大を目指すとともに、全国からの四国インの物流を担える会社となることを目標としている。 四国名鉄運輸は、必要な仕組みやサービスを他社に先駆けて取り入れ、常に最先端を行く会社としてさらなる事業拡大を目指していく。森林の保全を通して組合員に還元四国内の物流の全てを担える会社に創業80周年創業80周年地域の森林環境保全と林業発展を通じて、健康で安心、豊かな住生活を支えていきます。80年を迎えられたのも皆様のご支援のおかげです。これからも安全第一で地域に信頼される会社を目指します。会員トピックス1970年完成 愛媛林業会館昭和42年四国名鉄運輸(株)へ商号を変更41%まで回復をしている17昭和16年創業メッセージ昭和17年創業メッセージ事業所概要代表者:所在地:TEL:高山 康人松山市三番町4-4-1089-941-0164事業所概要代表者:所在地:TEL:白方 寿人松山市空港通4-5-5089-972-1231愛媛県森林組合連合会四国名鉄運輸(株)
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