ブカシ県のMM2100工業団地(総面積805ha・入居企業180社のうち日系企業7割)、を訪問し、職業専門高校及び県内進出企業を視察しました。職業専門高校(SMKMitraIndustriMM2100)では、日本語を学びながら、観光・電気機械・自動車整備・デジタルなど幅広い分野で技術や技能を習得する実習を見学しました。また、愛媛県から進出しているPHC(株)インドネシア工場にて、同社の平野社長、福助工業(株)インドネシアのシギト社長と面会し、インドネシアでの人材育成や、今後のビジネス展開などについて意見交換を行いました。同校は、既に首都圏を中心に技能実習生や特定技能実習生を多数日本に送り出しています。視察団への歓迎セレモニーが、ブカシ市の幹部も出席して盛大に行われ、今後の人材に関する関係づくりにつながりました。ラフマット・ゴーベル国会副議長をはじめ、工業大臣、商業大臣、環境・林業副大臣や元駐日特命全権大使など、政財界のキーマンと面会し、インドネシアでのビジネス拡大や、本県とインドネシアの交流につながる意見交換を行いました。県内企業とともに脱炭素社会実現に向けたプロジェクトを実施しているゴロンタロ州を初訪問し、ゴロンタロ州知事代理との間で、環境協力等を強化するための覚書を締結しました。まとめ 5インドネシアは、既にポストコロナに移行し、経済は活発に動いており、市場も拡大しています。また、親日国であり、ビジネスを展開するうえで大きな可能性を秘めている国であることが分かりました。また、今回はインドネシアの要人や商工会議所との関係を深めることができたため、今後のビジネス拡大につながるネットワークを構築することができました。加えて、人口減少により深刻な人手不足にある県内企業における外国人材の確保につながる連携も可能となりました。引き続き、県会議所連合会を中心に、インドネシアとの多面的なビジネスでのつながりを強め、実需につなげていきます。特集視察ゴーベル副議長ほか政府要人愛媛県とゴロンタロ州の脱炭素社会実現に向けた連携協力に関する覚書調印式MM2100工業団地ミーティング視察ブカシ 職業訓練校(PT Mitra Edukasi Sumberdaya)
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