所報3月号
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全産業合計の業況DIは、▲18.4(前月比±0.0ポイント)先行き見通しDIは、▲19.8(今月比▲1.4ポイント)業況DIは、経済活動は回復も、コスト増で横ばい。先行きは、国内外の需要減退懸念から厳しい見方【ブロック別概況・四国】前月と比べたDIの動き令和5年1月調査結果(業況DI)建設業では、設備投資や住宅関連の民間工事が堅調に推移し、業況が改善した。また、小売業では、初売りが好調だった百貨店を中心に、業況が改善した。一方、サービス業では、年始の感染拡大で、新年会のキャンセルが発生した飲食店が全体を押し下げ、業況が悪化した。また、製造業や卸売業では、外需減退により受注数が減少した電子部品関連を中心に業況が悪化した。経済活動が正常化に向かう一方、原材料・エネルギー価格の高騰、人手不足に伴う人件費等、負担するコストは増加が続いている。コスト増に見合う価格転嫁も十分に行えておらず、中小企業の業況は、横ばいに留まった。経済活動の回復により、設備投資等の受注増への期待感が建設業や卸売業でうかがえる。一方、業種を問わず、人手不足による受注機会の損失や、高騰が続く電気代等によるコスト負担増を危惧する声が聞かれた。不安定な為替動向等で企業経営が安定しない中、物価高による消費マインドの低下や、欧米等の世界経済の鈍化による外需のさらなる減退も懸念され、中小企業の先行きは厳しい見方が続く。全産業の業況DIは改善。建設業では、工事進捗に遅れが見られるものの、円安の緩和等による木材等の仕入単価の低下で採算は改善傾向にあり、民間工事を中心に受注が増加傾向にあるため、業況が改善した。サービス業では、飲食店において法人の団体予約のキャンセルが発生しているものの、観光需要は改善傾向にあり、宿泊業を中心に売上・採算が改善した。全国の概況﹇1月集計結果﹈とくに好調好調まあまあ不振きわめて不振先行き見通し(2~4月)全 国▲ 19.8全 国▲ 18.4四 国▲ 23.4前年同月比四 国▲ 21.013コラム日本商工会議所LOBOLOBOLOBOLOBO調調査査査シシスステテムム早早期期景景気気観観測測

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