三津浜商店街の中にある男子専科ヤング。戦後、灘口月江氏が創業した。当時は、雑貨品などを販売していたが、その後、紳士服を取り扱うようになった。島からのお客様が多く、港に近い所で多くのお店が商売を営んでいたが、高浜に港がつくられてから、三津浜への島民の来客は減っていった。現代表を務める、月江氏の弟、丸山常一氏は、港からの来客が減った三津浜商店街は、電車利用客が駅から商店街へと訪れるようになったため、商店街のお店は次第に駅の方へと移っていくことを見越して早い段階から現在の駅に近い場所へと移転した。 現在は、婦人服を販売しているが、商店街内の他店から引き継ぎ、学校指定の学生服も取り扱っている。商店街の他のお店でも買い物をしてくれたら嬉しいという思いで商売を引き受けた。また、昔は人が溢れるほど賑わっていた商店街の姿を知っているため、商店街の活性化にも尽力しており、新たにお店を開ける人の相談に乗ることもあるそうだ。 常に先のことを見通して考えることが大切だと捉え、一度決めたことは最後までやりきらなければいけないという常一氏。これからも三津浜商店街の老舗として、時代の先を見据え、持ち前の決断力で経営を続けていく。 戦後、勝山町にて篠原定子氏によって創業されたヘアーサロンしのはら。定子氏が一人で経営を行っていた当サロンだが、夫の正光氏が、サラリーマンから理容師へと職を移り、夫婦二人三脚で経営してきた。現代表を務める息子の泰造氏は、両親が理容師として働く姿を見て、高校卒業後から理容師になる道を選んだという。現在は、両親と同じく、妻のカズミ氏と夫婦で事業を行っている。 ヘアースタイルの流行や、理容師に求められる技術など、変化を続ける理容業界。しかし、泰造氏は、技術を磨くことやお客様と話すことが楽しくて、それらを含めて、この仕事が好きだと語る。加えて、日々の営業の中で、お客様の好みやリクエストを聞くだけでなく、常にお客様が求めているものを考え、お客様に合わせた施術を行うことを大切にしているという。 髪の毛の状態や肌の状態などを見て、その方に合わせた施術を行うというのは、これまで培ってきた技術があってこそ。常に流行や、新しい技術を取り入れていかなければいけない業界の中で、技術を磨くことや日々の接客などに前向きに取り組んでいる。 これからもまちのヘアーサロンとして、お客様に合わせた施術を提供していく。まちの歴史とともに営業をつなぐ老舗流行を取り入れ技術を磨きお客様に提供15会員トピックス昭和47年頃の店舗当会議所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。昭和26年創業節目を迎えられたのも、皆様のおかげです。これからも商店街の一員として頑張っていきます。昭和26年創業お客様のおかげで70年という節目を迎えられました。これからも元気に仕事を続けられるよう頑張ります。事業所概要代表者:所在地:TEL:丸山 常一松山市住吉1-3-29089-952-0700事業所概要代表者:所在地:TEL:篠原 泰造松山市勝山町2-3-11089-945-9331創業創業メッセージ70年というメッセージ70周年70周年(株)男子専科ヤングヘアーサロンしのはら
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