所報6月号
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 愛媛大学農学部にて農業環境工学、農業情報工学など、農業工学部門の研究を行っています。小学生の頃に、宇宙で植物を育てるための研究を知り、植物工学に興味を持ちました。加えて、大学生の頃に砂漠化の話題を耳にしたことがきっかけで、植物の成長に適した環境について研究を行う、環境工学の研究室に所属しました。現在は植物工学やスマート農業など、AIを使った農業のDX化を大きなテーマとして、植物の生育を画像やAIから判断する技術を研究、開発しています。 主に7つの事業を実施しています。大きな課題としては、3つに注力して取り組んでいます。1つ目は、高大連携活動です。文部科学省のJSTであるSSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)やSPH(スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール)に採択された西条市内の高校と連携して、サポートなどを行っています。高校生の頃から科学的な思考や、専門性の高い技術を持つことのできるよう、よりよい教育環境づくりに取り組んでいます。2つ目が地域創生イノベーター育成プログラムです。これは市民向けのリカレント教育です。はじめは市民に大学の考え方やシーズを知ってもらうことを目的としてセミナーを実施していましたが、市民の方に対して、もう少し実践的な内容へフォーカスする必要があるのではないかと考え、実際に現場でどのような人材が求められるかを調査しました。そこで、「経営層セミナーとリスキルの間を埋める新たな実質型ハブ人材」という人材像が浮き彫りとなりました。昨年度からは、こうした地域人材を育成するために、より実践的な内容へとブラッシュアップを行いながらセミナーなどを開催しています。3つ目が、農業の6次産業化支援です。西条市は「総合6次産業都市」実現に向けて様々な活動に取り組んでいます。その中で、令和2、3年度は、国の「スマート農業加速化実証プロジェクト」に採択されました。センターは、このプロジェクトに協力して、西条地域のスマート農業の研究から実証までを行っています。また、このプロジェクトは国から、西条市をはじめ県内全市や、近隣の地域への展開を期待されています。◆次号へつづく…産学連携で地域経済をパワーアップ!企業 Enterprise当会議所 Chamber of Commerce愛媛大学 Unversity│プロフィールを教えてください。│愛媛大学地域協働センター 西条での活動について…。第117回i昨今、時代の転換が速くなっており、儲かる仕組みが大きく変化していることから、経営者の方には新しいことを取り入れながら、リーダー探しや育成を進めて欲しいとの思いを強くもっている。趣味は、散策しながらの写真撮影で、高校時代に所属した写真部の頃から細々と続けているとか。手料理を作るなど、愛妻家の一面も。地域協働センター西条 センター長 当会議所では、地域産業の活性化を目的に、会員企業と大学の連携を推進しています。愛媛大学社会連携推進機構の協力のもと、毎月、愛媛大発のホットな情報を提供します。ぜひ、ご一読ください!地域と共に、地域の特性に着目して地域産業を活性化させていくことを目的として設立された愛媛大学地域協働センター西条。今回は、社会連携推進機構の副機構長も務める羽藤センター長にお話を伺いました。今号と次号の2回シリーズでお届けします。愛媛大学 社会連携推進機構 副機構長コラム12地域と大学の協働を目指して(1)~市町村と大学でイノベーションを~羽藤 堅治氏

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