所報9月号
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7 今、私たちはアフターコロナの真っ只中にあると同時に、「人口減少、少子高齢化」をはじめとし、社会は大きな構造変化の渦中にあり、地域も企業も変化していくことが求められています。私は、こんなときこそ、「人と人」、「企業と企業」、そして「官民」の「コミュニケーション」が何よりも大切だと考えます。先日、髙橋会頭の代理で日本商工会議所議員総会に出席させていただいた際、心打たれた事例がありました。2024年春、北陸新幹線福井・敦賀開業に向かう中で、「待望の新幹線がやってくるのに、こんな街でいいのか」という危機感が「官」と「民」を動かし、新しい「街づくり」が福井の経済活性化を促進させています。課題意識を持ち、官民一体となって地域の活性化に取り組むことにより、想像以上の結果が生まれることを改めて教えていただきました。さて、私事になりますが昨年、家事代行支援の「株式会社ゆいふる」を創業いたしました。67歳の私(当時)を筆頭にスタッフは全員65歳以上の、まさにシニア企業です。今や人生100年時代。まだまだ若い、と一念発起してのスタートアップでした。現場で家事代行を行っていただくパートナーさんにも、年齢制限はありません。これまでのキャリアを活かして生涯現役で活躍していただきたいと考えています。そんな私たちの背中を押してくれるかのように、「経済財政運営と改革の基本方針2023」(骨太方針2023)・「女性活躍・男女共同参画重点方針2023」(女性版骨太の方針2023)が2023年6月に閣議決定され、その中には女性が働きやすい環境づくりをサポートする方針が盛り込まれています。大きな社会問題である「人口減少、少子高齢化」を考えたとき、どうしても女性に負担が大きい「家事」を支援することが必須になることは言うまでもありません。都心では当たり前のようになりつつある「家事代行」ですが、地方における市場では、まだまだハードルが高いのが実情です。私たちのチャレンジは、小さな一歩かもしれませんが、さまざまな角度で女性の骨太方針を支えていける企業として、社会に貢献していきたいと考えています。コラム松山商工会議所副会頭チェンジリレーコラム第5回「人生100年時代 生涯現役で社会貢献を!」守谷 みどり大変革の時代に   チャンスを掴む

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