所報11月号
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企業 Enterprise当会議所 Chamber of Commerce愛媛大学 Unversity現在開発中のプラズマ遺伝子導入装置はプレ試作を終えた段階です。実際に市販できるように製造数を増やし、ゆくゆくは世界中で使用してもらえるようにしていきたいと考えています。プラズマを用いた魚の養殖については、今後、実際の養殖現場で使用してもらえるように、安定した結果を出すことが必要だと考えています。現在、県内の漁協や自治体にも協力してもらっており、様々な種類の魚を用いてデータを採取し、魚の生育にとって適正なプラズマの強さを測定しています。また、ベクション制御を用いた走行車両の速度抑制では、道路の構造に合わせた照明灯具の点灯のさせ方について更に研究を深めていきます。カーブや坂道での灯具の光り方を工夫することによって、ドライバーのスピード感を制御できると期待しており、事故や渋滞の抑制に活用できるよう、今後の研究に取り組みます。これまでも地元企業の方と、テレビのバックライトに使われているランプについて、水銀を用いないものにする研究や、トンネル内の照明の配置に関する実験などに携わりました。現在もプレ試作品の製作や、大きな水槽での研究など、多様な分野の方と協力して研究を行っており、今後も社会実装に向けて、取り組みを続けていきます。知的財産センターでは、大学内の特許や商標取得に関する業務を行っています。研究者の先生方からの申請に対して、大学の財産になるかを判断し、専門機関にも協力してもらいながら権利の取得に向けて動き、取得後の権利の維持と収益化のほか、必要な手続きと費用の管理なども行います。特に、研究成果が知的財産として特許認定された後に、実際に使用してもらえる場所や、使用する際の条件などを調整して収益化することが大学経営の観点から重要になっています。今後は、外に向けて研究成果を発信する前に知的財産として確保するだけでなく、より強い知的財産として確保した後に発信していくように、組織的に知財を管理することが必要になっています。大学では先生方がそれぞれ専門の分野の研究を行っており、その成果を大学の財産として有効活用するために、特許や商標の取得に向けて先生方のサポートをするなど、大学からの働きかけをより充実させていきます。産学連携で地域経済をパワーアップ! │今後の展開について…。│知的財産センターについて…。第122回i愛媛大学 大学院理工学研究科 教授社会連携推進機構知的財産センターセンター長 当会議所では、地域産業の活性化を目的に、会員企業と大学の連携を推進しています。愛媛大学社会連携推進機構の協力のもと、毎月、愛媛大発のホットな情報を提供します。ぜひ、ご一読ください!プラズマや光を用いて様々な分野の課題にアプローチしている神野先生の連載です。今号では、プラズマ関連の今後の展開や知的財産センターについてをお伺いしました。コラム12神野 雅文氏座右の銘は『凡庸な教師はただしゃべり、よい教師は説明をする。優れた教師はやってみせ、偉大な教師は生徒の心に火を灯す。』(William Arthur Ward)。趣味はボードウォーゲームで、都合がつくときは月に1回ウォーゲームサークルの例会に参加する。電気工学でよりよい社会に(2)~プラズマや電気で社会貢献を目指す~

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