所報1月号
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ほか、子育てがしやすい環境の整備などについて、市にも要望していきたいと考えています。清水 もう一つの大きなトレンドとして、世界的な潮流である、脱炭素やカーボンニュートラルの実現を目指すことも大切なテーマです。省エネの観点だけではなく、まちづくりや私たちの行動を、カーボンニュートラルの実現に向けて、変容していくことが求められます。歩いて暮らせるまちづくり、公共交通機関の脱炭素対応と利用促進などを推進していくことが必要となります。守谷 まさにSDGsの実現ですね。当会議所では、会員事業所におけるSDGsの経営実装を推進するとともに、フードドライブ活動を継続的に実施して、環境対応や地域の格差解消などにも微力ながら取り組んでいます。こうした市民ひとり一人の対応を普及、啓発していくことで、地域全体でSDGsの実現、そして、ダイバーシティが推進されていくと考えています。髙橋 皆さんから、松山のまちづくりに関して、多様な意見をいただきました。新型コロナの経済への影響は限定的なものとなっており、令和6年は、あらためて中長期的な視点で、「次の世代に負担を残さず、今の私たちがいかに幸福に生活するか」という持続可能な社会の実現を目指すために、人口減少問題を克服し、企業が発展するとともに、松山のまちづくりが大きく進展する一年になることを祈念し、こうした事業に対して、積極的に取り組んでいくことを当会議所の年頭の行動目標にしたいと考えています。コロナ禍から脱却し、わが国や地域が成長し、次の時代に持続できるような、起点の年になることを願います。【今年の抱負】髙橋 会頭就任から、あっという間に一年が過ぎました。新型コロナ感染症の5類移行からも8ヵ月が経ち、本年は社会経済活動のさらなる正常化が期待されます。松山の経済回復だけでなく新たな経済成長のためにも、要望活動を積極的に展開し、商工会議所の使命を果たして参ります。また、今年も交流会やゴルフに積極的に参加して、大きなリニューアルを迎える松山の魅力あるまちづくりについて皆様と語り合い、実現に向けて取り組みたいと思います。清水 深刻な人手不足を乗り越える年にしたい。そのためにも、賃上げや働き方改革を進めていきます。松山市駅前広場の完成まであと2年。中心商店街に活気が戻るよう関係者一丸となって取り組む必要があります。宮﨑 テーマは「回復から成長へ」。観光はコロナ禍を乗り越え日常を取り戻しましたが、今年は全てにおいて、より良いものを目指していきたいと思います。松山のまちづくりも重大な局面を迎えており、これまで以上に本音の議論と連携が大切で、まさに〝君子は諸を己に求め小人は諸を人に求む〞です。入山教授が言われる「発想は移動距離に比例する」ことの実証のためにも、二回り目の全都道府県宿泊訪問と歩きお遍路を1月からスタートします。三好 本年もウクライナ、中東情勢をはじめとする地政学リスクや中国の不動産市場低迷による景気減速など、世界情勢に不安材料はあるものの、国内に目を投じるとインバウンド需要の増加、賃上げ継続による個人消費の持ち直し、そして設備投資増加を背景に、趨勢としては景気回復基調の明るい年となることを大いに期待しております。辰年に相応しく「努力が実を結ぶ」1年となるよう、地域の皆さま方と共に成長してまいりたいと思います。守谷 辰年は、活力が旺盛になり大きく成長し、形が整う年といわれています。副会頭を仰せつかって一年が経ちました。まだまだ十分に責務を果たせてはいませんが、本年はこれまで以上にアグレッシブにチャレンジしてゆきたいと思います。2年目をむかえた副会頭、31年目のエポラ、2年目のゆいふると3足のワラジを、バランスよく、パワフルに務め上げたいと思います。辰年の一年を、楽しみながら突き進んでまいります。5特集副会頭守谷 みどり(株)エポラ 会長新春座談会

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