所報1月号
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私たちを取り巻く社会は、少子高齢化や環境問題、新型コロナウイルス感染症への対応などさまざまな課題を抱えておりますが、このような課題に対応するための一つの方策としてデジタル化が進展しています。日々の生活の中でも、特にここ数年で多くの業種においてデジタル化の進展を感じることが多く、サービスの提供方法やその内容が大きく変化してきています。また、最近では、生成AIを活用した製品やサービスの提供の報道も増えてきており、時代の変化が一段と早くなっているように感じています。私どもの金融業界においても、古くは紙の手書きの元帳であったものがオンラインでデータ管理された元帳になり、その後、ATM(現金自動預け払い機)が普及し、現在ではインターネットバンキングを利用して自宅でパソコンやスマホから資金移動ができたり、通帳を発行しない口座の提供などもあり、デジタル化によるお客さまの利便性向上に向けた取り組みが進んでいます。また、コンビニエンスストアで公共料金や税金などの収納ができるようになったり、バーコードなどによるキャッシュレス決済が可能な店舗が急速に増えてきたりしたことでさまざまな場面において現金を利用する機会が減少しており、金融機関の窓口を利用するお客さまも大きく減少してきています。当金庫においても、こういった時代の変化に対応したデジタル化などを進めていく必要性があるものの、一方では協同組織金融機関である信用金庫の特徴は、お客さまとの接点を持ちながら顔の見える営業活動を行っていくことです。このお客さまとの接点を持つ営業活動については、従来から当金庫の基本方針として取り組んでいるもので、時代が変化しても変えることなく続けていくことが必要であると考えています。大きな変化のある時代になっていますが、時代に応じて変えていくべきものと、これまでと変えることなく守っていくべきものの見極めを間違えることなく、自社の強みを生かした経営を徹底していくことが重要になってきているものと考えています。7コラム松山商工会議所企業と産業のイノベーション委員長チェンジリレーコラム第8回「強みを生かした経営」八石 玉秀大変革の時代に   チャンスを掴む

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