所報3月号
17/24

時代とともに変化するリスクをヘッジ常に業界の最先端を走る老舗 昭和28年、伊予銀行のグループ会社として創業された伊予トータルサービス(株)。倉庫業から始まり、その後、損害保険代理業・生命保険代理業・不動産業(不動産仲介やトランクルーム運営)を展開。現在もこの3つの事業が柱となっている。特に、保険代理業は幅広く展開している。近年、保険業界においては、自然災害やサイバーリスクなど、環境の変化に伴い、保険加入や様々な問い合わせが増加している。「トータまた、保険の組み立て方は顧客の考えや生活環境によって多くのパターンがあり、一人ひとりに合ったものを提供することが必要となっている。まずはお客様に健全なリスク認識を持ってもらうため、どのようなリスクがあるのか、どこからを保険で対応するのかといった内容を話し、お客様のニーズを的確に捉えた保険の提案に努める。 また、最近では若い時から保険の機能、活用法を身に着けてほしいという思いから、若年層に向けた普及活動にも尽力している。その一つとして、少人数からのセミナーを開くなどの取り組みをスタートしている。加えて、体制整備にも力を入れ、コンプライアンスに則った企業活動に努めている。 時代や環境の変化に合わせ、より人々の生活に身近となってきた保険。同社は今後も、地域のル・リスクコンサルタント」として、お客様に寄り添った提案に努めていく。 昭和27年、大倉包福氏が大手町にて個人事業として創業した同社は、当時から、帯鋸、丸鋸などの販売を行っていた。創業後まもなく、包福氏が逝去。妻のミヤ子氏が事業を引き継いだ。ミヤ子氏は木材の需要の増加を受け、製材機械の製造を開始。ダブルサーキュラーソーの開発、販売などで事業を拡大した。現在代表を務めるのは、孫の康弘氏。東京の企業にて修業を積み帰松。落ち込んでいた事業の立て直しに取り組んだ。当時、製材機械の価格高騰や、仕入が難しくなってきたことを受け、木工機械の販売へと移行。また、より質の良い機械を提供できるようヨーロッパ製品に着目。優秀なソフトを搭載しているヨーロッパ製品は、使いやすさもあり人気の商品となった。また、労働環境の整備も積極的に行い、工場の整理整頓、建て替えなど、清潔な現場を保つよう働きかけている。康弘氏は常に新たな事業展開を考えており、家具用の照明器具の販売や、オンラインショップの開設など、業界でも珍しい取り組みを行ってきた。また、現在はオンラインの展示会を企画する。現場ではタブレット端末での管理システムを導入し、仕事の進捗管理・共有を行うなど、現場業務の効率化を目指す。内部体制の整備にも注力している。 ハード・ソフト両面において業界の先端を走ってきた同社。今後も先を見据えた事業に積極果敢にチャレンジする。メッセージお客様からの信頼を礎に、メッセージ変化を恐れず15会員トピックス当会議所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。昭和28年創業不安を「安心」に変え、さらに「満足」を生み出すリスクコンサルタントを目指します。昭和27年創業チャレンジし続ける会社を目指し、今後は全国への事業展開に取り組んでいきます。事業所概要代表者:所在地:TEL:松山市大手町2-5-41089-943-2514事業所概要代表者:所在地:TEL:大倉 康弘松山市南土居町67-1089-975-0902創業創業伊予トータルサービス(株)山本 憲世(株)大倉商店70周年70周年

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る