所報4月号
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当会議所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。 「美学に挑戦」を掲げる大野塗装店。戦後、満州から帰郷した先代社長大野敏治氏が創業した。2代目社長の良治氏は、補修工事を取り入れ、下地から一貫して現場作業を行えるよう事業を拡大した。良治氏は、職人気質だったが、技術者育成に力を入れる他、ペインティング・レディーと呼ばれる女性スタッフを登用するなど、先進的な取組みを行った。現在代表を務める誠也氏は、入社した頃は、仕事へのモチベーションに悩んだことがあり、新しい事業に取組もうと考えて、土木事業を立ち上げた。当初は、現社長と少人数でのスタートだったが、現在は、業容を拡大。塗装事業に土木事業を加えることで、事業の基盤を強固なものにした。特徴はIPH工法で、建物の補修・補強に高い効果が認められており、取扱う企業は全国でも160社ほど。社長はこの工法の技術員として、四国圏内にて指導・普及活動にも取組み、職業訓練校の教師も勤めている。様々な立場・年齢の人と関わることが多い誠也氏は、「誰にでも何かハンデがあると思って接することがモットー。ハンデは悪いことではなく、その人の個性でもあり、それが強みとなるよう育成に努めたい」と語る。また、社員や会社の成長を促すには、会社が健全であることと捉え、社内の制度改正や健康のためにジムを利用できる制度導入、就業時間の見直しなどを行った。今後も、社会の流れを汲みながら事業を展開する。 常に新しいことに目を向け、先進的な取り組みを行ってきた同社。今後もチャレンジを続け、人とのつながりを大切に、百年企業を目指す。 西原清太氏が、戦後に創業した西原理髪館がカットクラブ・ニシハラの前身である。戦後、焼け野原となった松山では、復興が進められていたが、市民の生活は衛生状態が非常に悪く、多くの人がシラミやダニなどの被害に悩まされていた。それを目の当たりにした清太氏は公衆衛生に興味を持ち、当時、近所の理髪店にて手伝いをしていたこともあり、市民の生活に理容が必要なのではないかと考えた。そこから、本格的に理容について勉強し、創業した。 現在経営を担うのは次男の伸禎℡089-945-7748氏。専門学校で理容の技術を学んだ後、京都の理髪店に就職。流行や技術に関する情報が豊富な都会で2年間経験を積み、帰松した。帰松後は父の店に入ると同時に、専門学校にて教鞭も取っていた。経営を担うように住松山市萱町3-5-11なってからは、先代の頃より続く「顧客のニーズに寄り添う理髪店」として地域に浸透した。顧客は地元住民が多く、子どもから高齢者まで幅広い年齢層だが、コロナによって客足が減少。売上も落ち込み苦しい時期もあった。5類感染症引き下げ後は、サラリーマンの出張や、冠婚葬祭への出席など、人と直接会う機会が戻り、見た目に気を遣うことや、定期的にメンテナンスを行う必要性が出てきたことで、客足も戻ってきた。 伸禎氏は、「流行の情報収集に努め、お客様のニーズに応える理髪店として、今後も地域に根差した店づくりをしていきたい」と語る。戦後、市民の生活衛生改善のためという志から創業し、これからも地域住民の生活をより良くする理髪店としてお客様に寄り添い、事業を続けていく。代大野 誠也良き仲間と共に、お客様が満足できる、自分たちも満足できるモノづくりに取組んでいきます。代西原 伸禎これからも、人に優しく、地域に貢献できる店づくりを続けていきます。創業当時の店舗住松山市溝辺町甲102-1℡089-977-7976創業昭和27年創業創業昭和27年創業15会員トピックスメッセージメッセージ(有)大野塗装店カットクラブ・ニシハラ常に新しい「美学」に挑戦する老舗市民の生活改善につながる事業を目指す70 周年70 周年ままつつややままのの老老舗舗

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