所報4月号
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こんな記事がありました。1986年にポケベルサービスが始まった。みんな会社から持たされて、呼び出された。そのうち示されるようになった。そして学生から主婦までみんながポケベルを持つようになった。しかしPHSが始まり、携帯となってポケベルは見向きもされなくなった。そして2019年に停止された。そしてその携帯もスマホにとってかわられ、今や腕時計で会話する時代となっている。企業30年説という学説がある。昔大学でよく聞かされた話である。時代の変化を知れ、ということだった。今、業界寿命という話もある。保険金融業は11年、運送業は25年、卸業は27年、製造業は年ともいわれている。仮にそれが現状を表しているなら、人生100年時代の今、企業は少なくとも5回くらいの転生をしなければ、100年を全うできない。企業にとって随分と厳しい時代になったものである。進化しなければ生き残れない、同じことばかりしていては時代に押し流されて、企業として生き残れない。大変な時代に来たものである。さて、どうしよう。人間は考える葦であるように、企業も考え、決断しなければ存続できないし、新たなことを考え、チャレンジしなければ成り立たないことがはっきりとしてきた。そのうちAIが会社をやっていくことになるのだろうか。愛媛の人口は2040年に100万を割り、2060年には万くらいになっているのだろうか。こちらも気になる数字だ。しかし、これは推論にしか過ぎない、そうなるか、そうするかは、今の我々の働きいかんにかかっているわけだ。つまりがんばれば、なんとかなるわけでもある。工夫と努力で変化を乗り越えられることだって、いくらでもある。企業30年説は決定稿ではなく、思考と努力と決断で変えられる、こともある。日本最古の企業、金剛組は1400年。1000年越えて続いている会社は9社。すごいものである。さらに100年企業、200年企業の数は日本が世界一でもある。100年企業は3万3千社余りある。変わらないすごさは日本の企業の特徴でもある。ここにも企業の生きる道のヒントと実績がある。どの道を選ぶかは企業の裁量の中にある。さて、当社ももうすぐ、100年企業となる。しかし我々の道は変化の道であった。変化しながら継続する。これもまた一つの生き方かなぁと思ったりもする。さて皆さんはどんな道を歩かれるのだろうか、楽しみである。5コラム2060年-さきづくり委員長松山商工会議所33年、そして企業の平均寿命は2380万になるとか、その時松山は3049とか、10、105とか番号で指チェンジリレーコラム一色 恒平第11回「企業の歩き方・ブラッシュアップ」大変革の時代に   チャンスを掴む

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