所報5月号
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この令和の時代に、大きな黒船がやって来た。幕末期には、黒船が西洋文化を運んで来た。また、尊王だ、攘夷だ、開国だと論争した時代である。明治維新、そして近代化への新しい時代が始まっていく。幕藩制をなくし、統一国家としての出発点を築いた変革である。明治から約百五十年後の今日に大きな転機を迎えようとしています。日経新聞を見てもAIや、デジタル関連事業の記事が相当数みられます。次の時代への変化が大きく進み、これからの三十年が、令和維新となるような予感がします。まさに明治期の「坂の上の雲」の時代です。若者がキラキラと輝く未来と、生まれ変わった新国家に、夢を見て活動した時代です。今、また明治期のような、新たな産業への挑戦が可能な、チャンス到来です。若者達が大きな夢と、希望を持ち、また活躍できる時代がきました。科学の発展はより便利で豊かな、生活になるでしょう。また量子コンピュータ―等の進化によって、科学技術が加速度的に進み、発展するでしょう。ただ、科学は絶対ではないという事を、肝に銘じておかないと、いけないと思う。世界全体が共有する危機感が高まっていることも事実です。持続可能な社会を、未来の若者に引き継いでいかなければいけません。少子高齢化、人口減少と大きく変化する時代となり、中長期的なまちづくりのビジョンが必要となってきました。多様性に対応できるコミュニティ社会、また、自分のまちの未来を明るいものにする事が持続可能なまちづくりとなるでしょう。我々のまちづくり委員会の活動は、まちづくりの歴史を先人から学び、今の松山の開発状況を積極的に知りつつ、三十年後のまちづくりビジョンを、策定することが目標です。先人達が作りあげた、まちづくりの歴史を、より一層学びながらステキな「まつやま」へと、発展する事を、切に願っている。次の世代へ尊敬と信頼のもとに、伝えていかなければと思っています。またまちづくり委員会は、中長期的なまちづくりのビジョンのもとに、個性的なまち、文化の薫るまち、多様性に対応できるまち、として、三十年、五十年後も持続できるまちづくりを目指していかなければならないと考えています。チェンジ5コラム松山商工会議所まちづくり委員会 委員長リレーコラム髙岡 政次第12回「ステキな松山への挑戦」大変革の時代に   チャンスを掴む

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