所報7月
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金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』が、先月28日にスタートしました。原作は、皆様ご存知の早見和真さん。彼が、松山に移住していた期間に執筆された小説です。物語の発端は愛媛。若き政治家・清家と有能な秘書・鈴木は高校時代からの付き合い。43歳で厚労大臣に初入閣した清家。栄光の裏で起きる数々の不審死。それを追う女性新聞記者。同じく記者だった彼女の父は取材中に事故死。その背景に浮上したのは秘書・鈴木だった……といった内容です。たまたまこの時期に、リレーコラムを依頼されたことをご縁に紹介させていただきました。が、コンテンツによって有益な情報が伝えられ、全国の視聴者が、愛媛へのエンゲージメント(愛着、思い入れ)を高めてもらえればありがたいなと思っています。これは広義の「コンテンツマーケティング」の考え方に通じます。元々webで使われ始めた概念ですが、広くコンテンツ全般でも語られます。「コンテンツツーリズム」と呼ばれ、アニメや映画に登場する場所を訪ね歩く、いわゆる「聖地巡礼」も、その一種です。NHKさんの「朝ドラ」「大河ドラマ」の題材やロケ地への希望が絶えないのも、コンテンツのチカラの大きさを実感している方々が多いからだと思います。イベントやプロスポーツを活用し、地域の活性化や全世代が幸せに暮らせる地域づくりに役立てたい。という委員会に取り組んで2年目に入りました。これは、イベントやプロスポーツをコンテンツと捉え、様々なメディアを利用してコンテンツマーケティングをやってみる、ということだと理解しています。今後、委員会では、2万人収容のスタジアムと6000席のアリーナなどが入る長崎スタジアムシティの視察を計画しているほか、イベントやプロスポーツ情報を集約し、発信できるサイトを準備中です。これからも、コンテンツのチカラを信じて研究、活動を続け、少しでも地域づくりに寄与することができればと考えております。チェンジ5コラム松山商工会議所イベントやスポーツによる 地域活性化委員会委員長リレーコラム左納 和宜第14回「コンテンツのチカラを信じて」大変革の時代に   チャンスを掴む

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