所報8月号
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: https//cci-lobo.jcci.or.jp/る。また、小売業やサービス業では、インバウンド需要は底堅いものの、物価高による消費者の購買意欲の低下が下押しした。継続する物価高による消費低迷により、全業種で業況は悪化となった。(全業種で業況DIが1.0ポイント以上悪化したのは、2022年9月以来)先行き見通しDIは、▲16.0(今月比+0.2ポイント)  高い賃上げ率や定額減税等による可処分所得の増加が期待される一方、資源価格の高止まりや円安の伸長等による物価高が依然として上回っており、消費低迷が続いている。 また、人手不足による労務費や輸送費の上昇、電気代等の光熱費の高騰で、企業のコスト負担増は継続している。価格転嫁も進捗は見られるが、度重なる物価上昇に追い付いておらず、先行きは厳しい見方が続いている。【ブロック別概況・四国】前月と比べたDIの動き 四国は、悪化。建設業では、資材価格の高騰に伴う民間の住宅工事の受注減に、深刻な人手不足が重なり、売上・採算が悪化した。サービス業では、消費者の購買意欲の低迷や度重なるコスト負担増により、生活サービス関係や飲食・宿泊関係などの幅広い業種で売上・採算が悪化した。運送業の事業者からは、物流2024年問題に伴い長距離輸送に係るドライバーの手配が難しく、商圏が狭くなりつつある、という声が聞かれた。 商工会議所LOBO調査ホームページでは、業種別の動向や付帯調査の結果を掲載しておりますのでご覧ください。今回の付帯調査テーマ・円安基調が業績に与える影響業況DIは、物価高に伴う消費低迷で、全業種で悪化先行きは、一層のコスト負担増継続で厳しい見方全国の概況﹇6月集計結果﹈日本商工会議所商工会議所LOBO調査ホームページ全産業合計の業況DIは、▲16.2(前月比▲4.8ポイント) 資源・原材料価格が高止まりする中、歴史的な円安基調や人材確保に向けた賃上げ、輸送費の上昇等の複合的な要因による企業のコスト負担増は業種を問わず継続している。 とりわけ、建設業や卸売業では、働き方改革関連法による輸送費・労務費の上昇や需要の取りこぼしが見られたほか、製造業では企業の設備投資が力強さを欠き、需要が伸び悩んでいとくに好調好調まあまあ不振きわめて不振前年同月比全 国四 国先行き見通し(7~9月)全 国四 国令和6年6月調査結果(業況DI)▲ 16.2▲ 19.2コラム▲ 16.0▲ 20.017LOBOLOBOLOBOLOBO調調査査査シシスステテムム早早期期景景気気観観測測

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