所報9月号
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当会議所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。 大正2年4月、二神久次郎氏が余戸の出合で設立。従業員や協力会社、地域の方々に対して和を以って誠実に関わるという基本理念のもと、土木工事を中心に事業を展開した。 着実に成長を続けた二神組が、大きな転換期を迎えたのは昭和46年6月。代表取締役に二神元氏が就任すると、土木事業に加え建築事業にも着手し、総合建設業者としての第一歩を踏み出した。 経験に裏打ちされた高い技術力で社会に貢献してきた同社。中でも近年力を入れているのが、DXを駆使した建設技術の活用だ。業界全体の発展につながるよう最新の技術を積極的に取り入れているほか、3次元モデルを生成する最新のソフトウェアを導入し、調査・測量から施工における様々な情報を共通化して労働生産性を高めている。 一方、創業から現在まで決して変えることがなかったものは、自社に関わる人々を大切にするという理念。お客様はもちろん、協力業者や社員に対しても、働き甲斐のある職場を目指して季節ごとのイベントや社員旅行等を実施し、満足度を高めている。 近年、社会問題となっている空き家・空き地対策の事業にも進出。有効活用や売却に向けたサポートや解体・改修・リノベーション等を行っている。 創業110周年を迎えて、土木事業・建築事業・不動産事業を軸にさらなる企業の成長を図り、これからも地域の方々に愛される企業として、事業に邁進していく。 一台の霊柩車からスタートし、地域の葬儀専門店として、「人が人を想う気持ち」を紡いできた(株)村田。創業は大正2年。創業者の村田健一氏が湊町にて村田装具店を立ち上げ、葬儀のために必要な装具やお棺などを製作していた。葬儀業へ進出し、大正15年には、愛媛で第1号となる霊柩自動車を運行。昭和43年には、2代目の忠雄氏を中心に、千舟町6丁目に7階建てのムラタビルを建設。「愛媛の社葬ならムラタ」といわれ、大きな社葬を引き受けることが増えた。昭和62年には、現会長で3代目の健氏℡089-941-4444が代表に就任。平成2年にムラタホールを新築し、業容を拡大した。時代や変化の中でも創業時から受け継がれる「自分の身内が亡くなったと思って仕事をする」という経営哲学を守り続けている。住松山市湊町6-4-5 現在は、4代目の結城旬氏が経営を担う。創業100周年を機に、経営理念や存在意義、社員のあるべき姿について明文化した「ムラタイズム」を制定した。家族葬の増加など、葬儀のおくり方が多様化する中、社員の向かうべき方向を一致させることで、変化に適応する。 葬儀専門店が減少する中、「地域の人にとって選択肢が無くなるのは不幸なこと」と、事業譲渡を引き受け、松山市外でも営業するほか、社員の自主性を高め、モチベーションを保つための社内評価制度の整備などを進めている。「0から1を創り出すのが経営者の役割」と語る旬氏。ムラタホールの改装にも着手する。 「人が人を想う気持ち」を守り続け、時代に合わせた経営を行い、想いを次代へ繋いでいく。15会員トピックス代有光 秀明今後もお客様に安心と感動と満足を提供し、地域と社会の発展のために貢献して参ります。代結城 旬これからも、おくる仕事を通して「ムラタで良かった」目指します。昭和30年代の事務所愛媛県の霊柩車第1号住松山市竹原2-1-19℡089-933-7777創業大正2年創業創業大正2年創業メッセージメッセージを県下の建設業をけん引し次代につなぐ葬儀専門店として人の想いを伝える老舗(株)二神組(株)村田110周年110周年ままつつややままのの老老舗舗

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