https//cci-lobo.jcci.or.j :p/び悩み、機械器具関係を中心に悪化した。 実質賃金のプラス転換等、個人消費回復の兆しがうかがえる一方、原材料価格や電気代、輸送費等の高騰によるコスト増は続いている。また、人手不足の中、賃上げ等に向けた価格転嫁も追い付かず、中小企業の業況は力強さを欠く。先行き見通しDIは、▲13.9(今月比+1.5ポイント) 長引く物価高による購買意欲の低迷に加え、深刻な人手不足による受注機会の損失や、継続するコスト増に対する価格転嫁の遅れ等、経営課題の山積は続いている。 一方、定額減税や賃上げによる実質賃金のプラス転換で、個人消費の回復が期待される。また、酷暑乗り切り緊急支援による電気・ガス代の補助や歴史的な円安の一服でコスト減が見込まれ、先行きは微かに明るい兆しが見られる。【ブロック別概況・四国】前月と比べたDIの動き 四国は、改善。サービス業では、南海トラフ地震臨時情報が発表されるも、比較的天候に恵まれたことで観光地は賑わいを見せ、宿泊業や飲食店で採算が改善した。一方、一部の事業者からは、輸送コストの上昇や人材確保に向けた賃上げの実施により、収益が圧迫されている、という声が聞かれた。卸売業では、飲食店などからの引き合いが増加し、飲食品関係で売上・採算が改善した。 商工会議所LOBO調査ホームページでは、業種別の動向や付帯調査の結果を掲載しておりますのでご覧ください。今回の付帯調査テーマ・取引適正化に向けた課題全国の概況﹇8月集計結果﹈日本商工会議所全産業合計の業況DIは、▲15.4(前月比+0.9ポイント) 小売業は、百貨店が引き続き好調なほか、猛暑に伴う飲食品や夏物商材の需要増で改善した。卸売業は、飲食品関連の引き合い増で改善し、建設業は、公共工事の下支えで改善した。一方、サービス業は、観光業で夏休み需要の恩恵が見られたものの、消費者の節約志向や異常気象等による外出控えが下押しし、ほぼ横ばいとなった。製造業は、企業の設備投資が伸商工会議所LOBO調査ホームページ業況DIは、物価高が重荷で力強さ欠き、ほぼ横ばい先行きは、消費回復等への期待感から明るい兆し17▲ 15.4▲ 17.3コラム▲ 13.9▲ 9.4令和6年8月調査結果(業況DI)とくに好調好調まあまあ不振きわめて不振前年同月比全 国四 国先行き見通し(9~11月)全 国四 国LOBOLOBOLOBOLOBO調調査査査シシスステテムム早早期期景景気気観観測測
元のページ ../index.html#19