所報1月号
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す。デジタル人材の育成とともに、ソフト面の整備が必要です。宮﨑 企業のグローバル化のためには、インバウンドの獲得も重要ですね。現在、松山には、韓国や台湾からの訪日客が多く訪れていますが、今後の世界の市場を見ると、インドネシアやインド、また、アフリカなど、人口が多く発展が見込める国からの誘客も検討する必要があります。海外における観光のニーズは大きく変化しており、自然や文化などの体験ができる観光が人気となっています。松山の魅力ある自然や食を活かして、競争力のある観光コンテンツをつくることが重要です。三好 海外に向けたコンテンツづくりのほか、人手不足への対応も考えると、グ残っていくためには、必須となってきます。‐beingといった、幸福度をあげていローバルなビジネスを展開するためには、外国人材の活用が重要になります。インバウンドの獲得にも効果があると思います。清水 グローバルな視点から、外国人運転士など優秀な外国人材を如何に集めることができるか、少子高齢化の中で地域経済が生き守谷 インバウンドや外国人材が増える中で、女性活躍に加え、シニアや障がい者など、多様な方が働き、暮らすまちを目指していく必要があります。右肩上がりの経済成長を追い求めるのではなく、wellくことも目指していきたいですね。髙橋 デジタル化やグローバル化により、経営環境が大きく変化する中で、これまでの人口増を背景にした経済成長戦略を見直し、50年、100年先のトレンドを把握しながら、変化するニーズをしっかりとつかみ、まつやまの未来がどうあるべきかについて、真摯に考え、それを実現するための取り組みを進めて行く必要があります。宮﨑 人口減少社会におけるまちづくりをしっかりと考えていく必要があります。観光振興の観点からは、どこにどんな機能・施設が必要かを、中期的かつエリア全体で考えていくことが重要です。清水 まちづくりの考え方も、長期的な視点で、EVバス・EVタクシーの導入や、充電インフラの充実など、カーボンニュートラルの実現に向け、具体的な施策を進めていくべきです。宮﨑 将来的には、外国人材も増えてくることから、インバウンドをはじめ、多様な方が行動しやすく、住みやすい、楽しめる魅力あるまちを創造していかなくてはなりません。三好 インバウンドや定住する外国人材とその家族が、居心地の良いまちをつくっていく必要があります。外国人材の活用に取り組む企業を積極的に支援するとともに、国外の方から選ばれるまちを目指して、中期的なビジョンを描きながら、多様性のある地域にしていくことが重要です。守谷 未来のまつやまは多様な方が、働き、暮らすまちになっていることが理想ですね。まつやまの未来のあるべき姿とは3特集(株)伊予鉄グループ 代表取締役社長三浦工業(株) 相談役新春座談会副会頭清水 一郎会頭髙橋 祐二

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